俺達のサーキットはここにあった「アイルトン・セナ スーパーモナコGP II」セガ/1992年

 どうにも故人の話ばかりしているような気もするけれど、今日はセナの命日であります。

 かれこれ20年以上前に活躍していた人物だから、若いF1ファンはセナと言われてもピンと来ないかもしれませんが、日本のF1ブームを牽引した人物でしたしサーキット以外でも世界中に影響を与えたドライバーでした。80年代〜90年代のF1ファンならば、最強はアラン・プロストやミハエル・シューマッハ、でも最速はアイルトン・セナだったと言う方がほとんどなことだろう。


 とにかくここ一番での一発の速さや、一つのミスを許されない場面での集中力の持続性が半端では無いドライバーでした。車が壊れて操作するのが体力的に辛い状況でも優勝してみせたり、誰もがスローダウンするような大雨の中、神懸かったマシンコントールでライバル達をごぼう抜きにしたりと、記憶に残るレースを何度も何度も僕らに見せてくれました。

 根が純粋で負けず嫌いの子供だから、政治的で賢く仕事としてF1を走るプロストと文字通りの衝突を繰り返し、F1に彼の居場所が無くなりそうな時さえあったけれど、ひとたびサーキットから離れれば、人懐っこい悪戯っ子ぶりで皆に愛される男でもあったし、サーキットで事故が起きたらいち早く駆けつけ自分に出来ることが無いか気遣う優しさを持った人でした。




 そんな彼を象徴するようなGPがモナコGPでしたね。様々な記録を打ち立てて来た中でも、モナコ6勝の記録は記憶にも残るレースばかり。特に当時圧倒的な戦闘力を誇ったウィリアムズのマシンを駆るマンセルとの戦いは一生忘れられそうに無い。

そんなモナコマイスターだったセナだから、このゲームの続編に彼の名が付いたことも必然だったのでしょう。

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起動すると現れるセナのサインと肖像
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前作の開発はのちにバーチャファイターを生み出して、一般的にもその名が広まったセガのAM2研。メガドライブ向けに作られたⅡも世界最速を競うF1に相応しいスピード感とコースレイアウトを継承していてとても良かった。同時期に出ていた『中嶋悟監修 F1 HERO MD』よりダイナミックだった気もする。勿論今のソフトのような精密な物理計算によるリアルさの足元にも及ばない代物ですけどね。


どこもかしこもセナ尽くし。セナ監修のサーキットに挑戦する"SENNA GP"モードや、転戦してチャンピオンを目指すモードにも彼のメッセージが。
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16ビット機のでかい漢字表記には当時感動したっけ....

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マニュアルシフトじゃないと速度が上がらないものの、シフトチェンジが十字キーの上下だったから、十字キーがスムーズ過ぎる6Bパッドだと誤操作連発。A・B・Cと3つボタン合っても足りない時代でありました。



ファミコンのF1レースも面白かったけれど、ドライバー視点のスピード感溢れる体験を教えてくれたのは間違いなくスーパーモナコGPシリーズ。だから僕にF1の面白さを沢山くれたセナとセガには本当に強い思い入れがあるわけなんですけど、残念ながら前者はこの世を去り、後者は物作りの志が死んでしまいました。

メガドライブで遊んでいた日々が、ついこの間のことのように思えるのに、20数年という刻の流れの無常さを痛感して寂しい限りです....



明日は我が身か(´_ゝ`)
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