端から見る翻弄話は何故にこんなに面白いのか「芙蓉千里」梶原にき(漫画)須賀しのぶ(原作)

子供の頃からそうなのだけど、欲しいけれど今は買えない(買わない)物をリスト化する癖があります。

執念深いというか、未練がましいというか、今はダメでもいつかは手に入れたいという執着心が我ながら強い。



"須賀しのぶ"さんの「芙蓉千里」も、そんないつか読みたい小説としてリストに追加したまま長らく埋もれさせていた作品でしたので、”梶原にき”さんによるコミカライズは千載一遇、渡りに船でありました。

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ロシアと日本に翻弄された土地であるハルビンに、女郎として売られて来た少女と、それに勝手について来た女郎に向かなそうな女の子。二人は女郎屋で下働をしながら、故郷から離れ女郎として生きる姉様達の苦労をまざまざと見せつけられながらも、互いを思いやる強い気持ちで逆境をはね除け大人の女となってゆくというお話になるのですが、主人公っぽい勝手に女郎屋に付いて来た女の子が、謎めいた足長イケメンとお知り合いになったり、時代が大きく動く瞬間に立ち会ってしまったりと、政治色とラブロマンスを上手くドラマに繋げているのがベタで面白かったです。

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ピンチに登場という王道の出逢いであります
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二人共幸せになってもらいたい....



身体を売らざる得ない女性達の今と、男達が手の上で転がす絵空事の未来との温度差みたいな物も感じられる良い作品だと思いました。この先もコミカライズがあると嬉しいのですが、駄目ならいつになるか分からないけど原作の続きを読みたいです。

少女たちの掛け替えのない友情と、歳の離れたイケメンとの恋と、どちらの行方も一波乱有りそうで大いに気になります。
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良い顔つきになってゆく少女達




にしても、好きが増えるたび守れない約束も増えている自分が情けないな.....

減らないリストを管理するのも一苦労だよ(;*´艸`)







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