俺たちの青春は鳴り止まないっ「青春エレジーズ」永井三郎/新潮社

 ある時期から、まったく漫画雑誌を読まなくなり、漫画はいつは書店の新刊コーナーで表紙や帯のコメントに惹かれた物をレジへと運ぶようになりました。

 だから、この本を手に取ったのも必然だったのかもしれない...

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 主人公である山田は親の事情で転校した事をきっかけに高校デビューを狙って垢抜けた笑顔でイケメンを演じようとするものの、初っ端から脳内妄想100%。

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 持続性の無いイケメン笑顔を引きつらせつつも、華麗に高校デビューを飾るべく、それに相応しい部を探す山田だが、扉に☆マークがついた部屋の前で、自分には真似できない王子笑顔全開の星野スバルに出会い、何故か彼とその仲間達とスター部を結成することになる。しかし、そのイケメン達が酷いのなんのってもう....


 ネガティブ思考であらゆる物事が自分の敵に見えている”月影ハヤト”
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 ス◯番刑事の鉄仮面かよっ!と突っ込みたくなる仮面を常に被って機械的に言葉を発する”風祭シュン”
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 自他共に認める女の子らしい可愛さで、自分から女装してるくせに「俺は男だっつーの!!!」と怒る”花園レイ”
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 見た目は完璧な王子様でありながら、う◯い棒大好きで宇宙人との交信を試みたり、鼻に豆を詰めて飛ばしたり、相撲の突っ張りのモノマネをしたり、ヒトデを水槽で....(以下略)している”星野スバル”
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 ここまで痛い人が集まると壮観過ぎる。少々痛いだけの自意識過剰な主人公なんて霞んでしまいます。まさに帯に書かれた『空気』が相応しい主人公だ(真顔)




 若い世代が結婚しない、セックスしない、のは、自意識過剰だからだという意見があちこちで上がっていたりもするけれど、まさにそういう人種を絵に描いたような漫画です。少なからず自分に当てはまるところがあるので、他人事に思えなくて笑いつつも凹みます....

 今の日本人は、実に内向的かつ自己完結型で、非常に自虐傾向にあるのだと、心と腹筋に痛いほど思い知らせてくれる一冊になることでしょう。


  
 こういう顔で読めたあなたは普通の人かもしれない (= ワ =*)

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