親子丼は熱いうちに食べるのが華「アフター・アース」M・ナイト・シャマラン(監督)/ウィル・スミス/ジェイデン・スミス

 不特定多数の人々に電波を通じて娯楽を届ける事が出来るようになって100年以上が経過。その長いようで短い歴史の中で、多くの芸能人が生まれ、死んでゆきました。文字通り命が尽きた人もいれば、芸能人としての命を絶たれた人も多かったことでしょう。

 そんな博打じみた歴史が今でも続く芸能の世界で、運良く子供と同じステージに立てる者は一握り。しかも二世がちゃんと非凡さを見せて共演するなんてことはまずありえない。やりたくもない伝統を血の宿命だと受け入れる者や、親の七光りだと言われたくなくて実力以上のことをしようと空回りする者ばかりである。


 そういう意味では、ウィルとジェイデンのスミス親子は、かなりお互いに影響を与え合う良い関係を築いている気がした。




 ストーリーは実に古典的なSF味付け。

 地球に住めなくなった人類が違う惑星へと移り住んだものの、その星の先住民達が作った生体兵器に脅かされていて、ソレを上手く倒せる”サイファ・レイジ”(ウィル・スミス)は英雄として尊敬され、息子も自然と父と同じ道を目指し始めている。しかし、高い技術を持ちながらも戦士”レンジャー”としては落第点を付けられる息子を、ちょっぴり甘やかしてしまったがために、親子揃って人類にとって危険な惑星に不時着する羽目になってしまう。頼りのオヤジは両足骨折。息子はビビって暴走気味。こんな調子でどうやって脱出するんだろうか?という体でお話は進みます。


 兎に角開始5分で大まかな世界観を何もかもスッキリ説明してしまおうと言う狙いが完全にアダになってて笑えて来ます。そこから先はなんの捻りも無い王道中の王道を親子は進み続け、シャマランらしい外連味は鳴りを潜めておりました。まあ原案がウィル・スミスなので、あえて責任を追及するならウィルが悪いんでしょうね。劇中も身体張って頑張ってるのは息子ばかりですし。

 三部作で構想していたそうですが、きっと続きは無いでしょう。アメリカでの評判も相当悪かったようです。ただ、正直言って観れない作品では無いと僕は思いました。スタートレックが好きな人とか世界観を気に入りそうな気もします。海外のTVドラマ枠で細々とやっていれば良かったのかもしれません。



 あえて息子と共演したことを、クソミソに書いている人もいましたが、16歳であの身のこなしと演技が出来るジェイデンは素晴らしいと思います。父親より良い役者になる可能性大です。贔屓目に見なくてもジェイデンと言う選択肢は必然だったことでしょう。是非ジェイデンには親馬鹿な父親を反面教師にして偉大な役者へと成長して貰い、ナイスバディな嫁さん貰って子供を作って三世代共演を果たして欲しいですね。


  (= ワ =*).。oOその時共演する映画はアフターアース2にしてよ♡....

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