勝つ人負ける人。ただ見る人←ボクココ <2014 全米オープンテニス 錦織圭の話>

 『日本人初』

 この言葉に心が((ふるえない))日本人は稀だろう。

 今朝多くの日本人の心を揺り動かしたのは他でもない錦織圭でした。



 世界ランク5位・3位・1位を順に退け、本気でテニスをする者なら誰もが夢見るグランドスラムの決勝の舞台に上がった錦織圭。正直ここまで来たら優勝しか無いと言う気持ちが、お気楽な観客である僕らのみならず、錦織本人にもかなりあったことでしょう。決勝の相手は今までの対戦成績でも勝ち越しているマリン・チリッチでもありましたから、脳裏に勝利の二文字がチラつかなかったと言ったら嘘になるはず。


 結果はストレート負けの惨敗。

 序盤動きが固い錦織に対し、落ち着いた様子のチリッチがあっさり錦織のサービスゲームをブレイクすると、見事なサーブを連発し錦織に流れを与えない試合運びで3セット連取。4時間を越える試合ばかりを戦って来た錦織だったので、その半分ほどの時間で決勝を終えてしまったことが少し寂しかったです....

 固さが取れず詰めの甘さに歯止めが効かなかったという錦織のマイナス面もあるでしょうけど、チリッチはサーブだけではなくストローク勝負でも完全に錦織の上をいっていました。あそこまで厳しいコースにサーブとストロークをコントロールし続けた相手を褒めるべきでしょう。去年の出場停止処分の悔しさを込めているかのようなチリッチの魂のサーブは、最終的に17本のエースという結果にも繋がっていました。



 「ずっと迷走している感じだった。全く先が見えなかった」と試合後語った錦織。身体は万全ではなく、無緊張から眠ることもままならなかったらしく、どれだけグランドスラムの大舞台が、選手1人ではなく大勢の人々の物であるかが錦織の苦悩から痛いほど伝わって来ますよね。

 勝負は時の運。誰もが勝つために努力して前に進むのだから、勝者と敗者が産まれるのは必然。恨みっこ無しで次を見つめるしかありません。まだ24歳と若い錦織は、僕ら観客のようにいちいちクヨクヨせず次の目標へ頭を切り替え始めていることでしょう。




 あっさり負けはしたけれど、今大会で味わった悔しさをバネにして成長してゆくであろう錦織の今後が楽しみになる全米オープンでした。ベテラン勢に若手が風穴を開け出した点でも面白い大会だったかもしれません。

 とにかく今は、少し休んで下さい錦織もチリッチも。

 そしてまた良い夢を見せて欲しい。

 でもあんまり気負わずにねw


 本当にお疲れさまですo┐ペコリ 

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