今だけを見て、過去を消し去ろうとするのはナンセンスだ...「On Your Mark」/CHAGE&ASKA/宮崎駿/1995年/PV/懐アニ

サッカーW杯、AKBの握手会での傷害事件と、日々更新されてゆくニュースに埋没して行きそうな飛鳥さんの薬物事件ですが、チャゲ&飛鳥の楽曲の回収や配信停止以外にも大きな影響が出ていることが少し気にかかりました。

もうじき発売予定だった宮崎駿さんの手掛けた作品を集めた「宮崎駿監督作品集」の内容修正と発売延期の件です。



かれこれ何年前ですか?20年近く前になりますか?宮崎駿さんがチャゲアスのPVを手掛けたということで大きな話題になった「On Your Mark」が公表されたのは?チャゲアスのライブで流したり、「耳をすませば」との同時上映で公開したりしていたようですが、僕はどちらでも無くあとでテレビで観たような気がします。

いつもの長編ジブリ作品と違う特殊な作品なので、一定の期間が過ぎてメディアへの露出が減ると、あっという間に知る人ぞ知る作品になってゆき、熱心なファンで無ければ「あぁ、そんなのあったね」と言ってしまうレベルの知名度しか無かった気がするOn Your Markですが、既存のどの宮崎作品よりもサイバーパンクに通ずるハードな世界観だったのがツボだったのと、見る側の感性を試すような構成内容が奥深く、チャゲアスの楽曲を極力邪魔しない細かな効果音以外セリフの音なんかも存在しないため、たった数分の映像でありながら非常に尖った作品でした。


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普段僕らが活動している地上が放射能で汚染され、地下での生活を余儀なくされているという未来で、暗躍するカルト教団を排除していた警官隊の中の2人(チャゲアスっぽい)が、カルト集団に監禁されていた羽のある少女を大空へ戻すまでの物語なんですけど、同じシーンをグッドエンド・バッドエンドの2種類流すところがあったりと実験的な演出が面白くて、今見ても全盛期の宮崎アニメの凄さを感じますよね。それに、最初はあまり噛み合っていない気がしたチャゲアスの曲も、後からじわじわ染みて来てかなり僕は好きでした。


いわゆる90年代で言うところの"トレンディドラマ"の主題歌でスマッシュヒットを連発していた彼等の曲と、当時少し距離を置き始めていた時期だったので、ゆったりとした歌い出だしや耳に直ぐ馴染み口ずさみたくなるサビがとても懐かしくも新しく感じ、やっぱチャゲアス良いじゃないかと見直したその直後、彼等の活動は徐々に荒れ始め、ソロ活動・ユニット活動休止・再開・ユニット名改変等、悪い方向へ向い始め、正直ここ十数年のチャゲアスには見向きもしなくなっていました。そんな記憶から消えつつある中飛び込んで来たのが、少し前から噂のあった薬物使用が疑惑から確信に変わった逮捕のニュースでしたね。


熱心なファンの方もここ数年2転3転する活動の仕方に不安を感じていたみたいですが、無責任な話をすると、創作ってのは無限に湧き上がるものではないですし、似たような楽曲ばかりになってもチャゲアスらしい曲を続けていれば僕は良かった気がしますが、どうしても昔みたいに爆発的なヒットを飛ばしたかったのでしょうか?聴いてくれる人が1人でもいれば歌手として歌う意味があると僕みたいな凡人は思うわけですが....



昔のような曲を作れない、売れない、でもそんな自分を認めたく無い。

そういう感覚は実によく分かりますし、辛くて薬に逃げたのも残念ではあっても責める気にはなりませんが、逮捕されてあらゆる検査をされてだと証明された後も薬物使用を認めないような往生際の悪さは悲しいです。

少しでもまだ音楽を、そして自分の楽曲を愛してくれたファンを気にする心があるのならば、自分から弱い自分と向き合い立ち直ってもらいたいですよね........



で、話は戻りますが、飛鳥さんのしたことは決して褒められたことではありませんが、今の彼の罪によって、僕らが愛した過去の彼を否定する必要は無いと僕は思うのです。まるで上手くいかなくなって別れた男女が、出逢った当初のドキドキまで無かったことにしてしまおうとするみたいで、なんだかとても寂しいです。そんな風に社会から抹殺しようとしたら、彼をどんどん追い込むだけでは無いでしょうか?

散々彼等の楽曲でお金を儲けた人や、心を癒された人々が、手のひらを返し知らぬ振りを決め込んだりするのは、彼のしたことの幾万倍も罪深いことだと僕は思います........

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