ワケの分らない連中が、ワケの分らないことを胸張ってやり抜いた!ただそれだけだから面白い!!「キルラキル」/今石洋之/中島かずき/TRIGGER/2013年/アニメ/感想

到底持続困難な作画レベルで毎週楽しませてくれたキルラキル。

正直、脚本は行き当たりばったりで少々強引な気もしたけれど、それすら無鉄砲な主人公の魅力に繋がっており、トコトンやり抜く製作スタイルは痛快でした。

語り種は数え切れないほどありますが、語り切る力が無いのでザックリとした感想書きますw




 およそ人間とは思えない蟇郡 苛(がまごおり いら)の迫力ある登場と極制服の威力そして鬼龍院 皐月(きりゅういん さつき)旧帝国海軍の将校を連想させる荘厳たる出で立ち、この時点でガッツリ心をキルラキルに持って行かれたわけだけど、更にそこへ主人公纏 流子(まとい りゅうこ)が転校生という文字と共にドーンと登場して来るのがまた格好良かった。今日日、親の仇を探してる主人公ってのも大いに昭和だが、とりあえずこぶしで語ろうとする番長肌な連中の阿呆さ加減が最高に昭和してて最高でしたよ♪ おかげで「スケバン」とか、「レディース」とか、今じゃ意味が伝わらない用語を思い出しちゃいましたw


とにかく「男一匹ガキ大将」や「ど根性カエル」などの懐かしの昭和アニメティストを、今持てる技術を全て使って再現、いや、それ以上の物に仕上げたと言っても過言じゃない躍動感ある作画や台詞回しの妙たるや、近年稀に見る凄まじさがありました。なかでもいつのまにか纏に纏わり付いていた満艦飾マコの存在は特別でした。流子の啖呵の切り方やバトルシーンは当然格好良いの一言ですが、満艦飾の七変化なスピード感あるコミカルさったらなかったですよね。どんなことにもへこたれず、雑草よりもたくましい打たれ強さで周囲の空気を一変させる満艦飾。彼女の愉快な家族共々、影の主役だと言っても良いくらい屋台骨になってました。




あまりの力の入った序盤だったので、テンポ良く進む学園物という枠からどう飛び出してゆくのか過剰に期待してしまったこともあり、意外性という点では僕の中じゃ終盤に近づくたび薄らいでしまいましたが、こぶしと根性で語るスタイルを最後まで突き通し、あそこまでハッタリを胸張ってやれれば立派な物です。終わってみれば結構SFしてましたしねw 大きく崩れることが無かった作画作業本当にお疲れ様でした。


リスクを恐れるあまり、ある程度実績のある原作付きや続編ばかりが世に出回っている中、しっかり力の入った作品であれば自然とファンが付いて来るのだと証明してくれたキルラキルは、視聴者だけではなく、多くの作り手にやる気と勇気を与えたことでしょうゞ(*ゝω・)ノ







この記事へのコメント