どこがどうエキサイトしてるのか、僕の口からは言えません (/ω-\;) チラ 「アイム・ソー・エキサイテッド!」ペドロ・アルモドバル(監督)/スペイン/2013年/映画/感想

マドリッドからメキシコ・シティへ、快適な空の旅。

しかし、その飛行機は着陸不能の状態だった!

優雅なはずのビジネスクラスは大騒ぎ!

旋回し続ける飛行機の中で、客室乗務員は、パイロットは、乗客は、どうやってこの事態を過ごすのだろうか?!

緊迫した状況の中、3人のオネエ系乗務員たちは皆を楽しませようと得意のダンスを披露するが、余計に苛立たせるばかり。

怪しいオリジナルカクテルを振舞うことに・・・。

酔いがまわった乗客たちは、自らのとんでもない秘密を暴露し始める―。

果たして飛行機は無事に着陸できるのかー?そしてトラブルだらけの乗客たちの行く末は?!

※公式サイトより抜粋





 Pointer Sistersの名曲「I'm So Excited」をバックにカメラ目線で踊り狂うゲイ三人組のトレーラーを見て、テンポの良いギャグ映画なのだろうと思って観に行ったのですが、これがとんでもない喰わせもので、とにかく下品で仕様も無い映画でした。後でちゃんとチェックしたらド変態映画「私が、生きる肌」の監督さんだったんですね。どうりでやり過ぎ感半端無いわけです....w

 ニヤニヤしながら機内を歩き回り操縦室にまで入り込んで意味有りげな予言をする処女のアラフォーや、国のトップともプレイをしたことがあると言い切るSMの女王様が乗客にいたり、ビジネスクラスを担当する客室乗務員の3人が完全なオネェ、いやゲイで、仕草からセリフまでくねくねしててそれだけで僕なんかはお腹痛くなりましたww

 普通に着陸出来ない不具合を抱え、一向に着陸の許可が管制塔から下りない中、何も知らされていないお客を相手にどうしてゆくのか?と思っていたら、客室乗務員はこんな状況で飲まずにいられるかとひっきりなしに酒をあおり、状況がおかしいことに気付いたお客達が操縦室に押し掛けて来た時なんて聞かれてもいない機長と愛人関係にあることをベラベラお客の前で話し始める始末w ノンケかと思われた色男な副機長も酔った勢いで機長のアレをアレしたことがあるとか、もうあちこちはちゃめちゃになっていくので目も当てられませんww


 一応ちょっと良い話的な内容も盛込んでました。もう助からないかもしれないと感じた乗客達が、次々と機内の非常電話(会話の内容が全て外部スピーカーからだだ漏れ)を使い始め、そこにいる全員がそれぞれの私生活の一端を共有するようになってゆき、ギスギスしていた機内が徐々にまとまりある空間に変わって、めでたしめでたしな感じで終わります。

 ただ、その機内が良い感じになった辺りから一部の人を除いてそこら中でセックスが始まります。悪ノリで嫌な汗かいてるおねぇ達の作った特製カクテルにドラッグが入ってたせいなんですが、それにしても阿呆すぎたw 特に処女のアラフォーが薬を盛られて眠っている男の上に跨がっているところなんて、教皇が見たら卒倒するレベルで強姦だなって......



 おねぇと下ネタがシュールなところに、スペイン語のイントネーションが独特の笑いを誘うので、これはこれで面白いと僕は思いますが、性的表現が露骨過ぎて悪趣味ではあるので、モラルに五月蝿い人や同性愛を嫌悪する人には絶対に受け入れられない作品でしょう。あちこちの批評で5段階評価のほぼ真ん中である理由がよく分りました。

 俳優的にはかなり豪華ではあるので、個性的な面々を楽しむ映画としては見所がたっぷりあるので勿体無い感じがします。ペドロ・アルモドバル作品の常連”アントニオ・バンデラス”なんか、冒頭数分だけ登場しておしまいで、ほんと贅沢な無駄遣いでしたw

 それもこれも御国柄の為せる業なんでしょうかね?スペインは情熱の国ですし、愛=身体の結びつきって感覚があることでしょう。日本人には少々ハードルが高い感覚ですが...




 それにしても、おねぇキャラのお笑い的立ち位置って、万国共通なんでしょうかね?

 ある意味馬鹿にされてるだけとも思えるし、おねぇ達の卑屈さに見えなくも無いけれど、悪意ではなく親しみの感情がそうさせているのだといいなと思いました。

 それでなくても笑いは苛められっ子が生き延びる術として身につけることの多い処世術なので、一歩間違えればただただ精神的苦痛にしか繋がらない物でもありますしね。



 テッドより更に酷い下ネタ&オネェが見たかったら是非どーぞ↑どーぞ↓

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 「ハビエル・カマラ&ブランカ・スアレスが語るペドロ・アルモドバルの実像」






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