かくも愉快な食の姿、まことに痛快なりっ「くうのむところにたべるとこ」/ヤマシタトモコ/集英社/マーガレットコミックス/2014年/感想

「食べる」とは

1 食物をかんで、のみこむ。「生(なま)で―・べる」「ひと口―・べてみる」
2 暮らしを立てる。生活する。「なんとか―・べていくくらいの蓄えはある」

by goo辞書




「食べる」というのは生きてゆくエネルギーを摂取する上で欠かせない行為であり、それ以上に美味しい嬉しくなってやめられない行為であります(〃゚σ¬゚)ジュルリン♡



 そんな人生と切っても切れない食べるという行為を、斜め上15度くらい(どんなだよ)から切り込み、様々な男女のリビドーをコミカルでシニカルに描いている本書、焼き肉が鉄板にくっつく感じに欲情する女史やら、糠床に手を突っ込むたびにムラムラする処女。馬鹿でかいプロシュットの(こん棒みたいな肉)を見つめながらなにやら妄想しているスーシェフと、そんなスーシェフを更に見つめて的外れな勘違いをしてるシェフなど、およそ「あるある」と万人が共感するにはフェチ過ぎる人達のやり取りやら妄想やらが彼方此方に飛び火してゆくので、そのお馬鹿具合が愛おしくて仕方無くなります。

 しかも何処となく微妙に無いでもないなと感じる性癖やシチュエーションを交えているのがまた面白い。こういう生々しい部分というか、ぶっちゃけ感は女性作家ならではの凄みだと思います。

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 ここ10年くらいで、面白い少年・青年漫画に女性作家の名前が目立つようになりましたが、それとは逆に少女漫画やレディコミ界隈に進出する男性作家はあまり見掛けません。

 見た目<絵的>な理由もあるでしょうが、それ以上に繊細な中身<>の描写が男性作家は苦手なんじゃ無いでしょうか?


 百合関連には結構男性作家が食込んでいってる気がしますし、そろそろ本気でレディコミ描ける男性作家の登場とか期待したいよ〜な、別にしなくてもいいよ〜な、緩〜い気分になる良い一冊でした (= ワ =*)


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 ヤマシタトモコTwitter https://twitter.com/beef_or_beef




 関連過去記事

  『ちよこれいとだいすき( ゚ρ。 )「その男、甘党につき」/えすとえむ/太田出版/2013年/漫画/感想』

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