愛は世界を救わなくても良いんだ。たった一人を救えれば。「星屑ニーナ 第四巻 (完)」/福島 聡/エンターブレイン/2014年/漫画/感想

馬鹿デカイ魚が空を行き。乾電池1本で動くロボットはスクラップ同然に打ち捨てられ。海より深い愛を携えた女子高生がエアバイクを駆る。

そんな「星屑ニーナ」のなんでも有りな世界観は、本当に伸び伸びと自由に素敵な愛を紡いでくれました。

素敵な最終巻だったわぁ。



ゴミ捨て場で機能停止を待つのみだった少年型ロボットが、"ニーナ"という女子高生に助けられ、"星屑"という名前まで貰い愛情を注いで貰う事になるものの、機械と違って寿命が有るニーナさんは天寿を全うしてしまう。

その後、新しい保護者"ルイ"君や、ルイ君の娘"ピッピ"と連れ添い、沢山の人達と絆を深めてゆく星屑。出逢いと別れが、彼を人間以上に人間らしい生き物へと成長させてゆくことになります。

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物語は次々と時代を変えてテンポ良く進んでゆくものの、印象深いエピソードが要所要所で盛り込まれるため、次々と星屑と彼を取り巻く人々への想いが募って行く感じがたまらなく素敵でした。世界の存亡がどーのと語られる場面もありますが、何より身近な人を愛したい、護りたいと言う狭く深い想いがとても優しいストーリーなんです。

最終巻である4巻も、新たなキャラの愛の形が星屑に強い影響を与えていて凄く面白かった。最後は少々あっさりしていたかもしれませんが、それこそさばさばしたニーナさんらしくてなんかしっくり来ましたしね。



それに、星屑の中のニーナ愛が目一杯になった時、神様[作者]の気まぐれで奇跡が起きた事も本当に良かったなぁ....

あれだけ過酷な出逢いと別れを繰り返して来た彼だから、この優しい結末には読者一同感無量といったところでしょう。



福島聡さん。

こんな素敵な絵空事をありがとうございました♡

また、不器用な愛を浮遊感有る世界観で描いた漫画期待してますd(。ゝ(ェ)・)

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『ロボットはなかなか死ねない....「星屑ニーナ1巻/福島 聡/エンターブレイン/2010年/漫画」』
http://lainblog.seesaa.net/article/174542877.html?1393770466

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