半人前のテロリストと情緒不安定なCIA職員の運命や如何に?「HOMELAND シーズン3」/Showtime/FOX/2013年/海外ドラマ/感想

 帰還兵がまさかの洗脳されたテロリストであったらどうする?


 と、いう切り込みから、帰還兵である”ニコラス・ブロディ”をトロイの木馬として使いたいテロ組織と、彼を政治に利用したい米国との板挟みにし、彼の正体を唯一見抜いていたCIA職員”キャリー・マティソン”と高レベルな駆け引きを展開させて骨太な人間ドラマと緊張感あるスリラーを両立して来たHOMELAND。

 シーズン1での流れをマンネリ化させないために、直ぐ様次の段階に転じて終始危機感を上手く煽ったシーズン2から、更に次のステップへ進んだシーズン3もまったく揺るぐ事の無い骨太展開で、テロとの戦いがいかに相手との戦いではなく「内なる」ものとの戦いであるかがよく伝わって来て面白い。散々協力して来たのにテロの首謀者として逃亡を余儀なくされたブロディや、そんな彼との深い繋がりを暴露され、全ての責任を転嫁されてしまったキャリーの落胆した姿を見ていると本当にいたたまれない気分になるのです....




 米国政府の阿呆さ加減はいつもながらですが、CIAがこれほど可哀想になるドラマも無いですね。必死に頑張っても、その秘匿性の高い活動ゆえに彼等の必然性が社会になかなか認めて貰えないのですから。まさかと思うけれど、このドラマのスポンサーにCIAが絡んでるなんてことは無いですよね?w 米国人視点の本作だけではなく、本作の元になったイスラエルのTVドラマ『Prisoners of War(Hatufim)』を観て米国人の改変具合との差異を確かめてみたいものだ。日本語訳収録は期待出来ないけれど、アメリカのAmazonではDVD買えるみたいです。




 果たして和訳無しで何処まで楽しめるか不安ですが、ちょいと買ってみたいですなこれはw



 HOMELANDの最初の売り文句「あの『24 ‐TWENTY FOUR‐』のスタッフが〜」に負けない仕上がりで、今のところ24のシリアス部分だけをしっかり受け継ぎ、それ以上の物へ昇華出来ているものの、いつまたマンネリするか分かりませんし、とにかく映像にしたいものを作り上げた段階で、潔いエンディングへ雪崩れ込んで欲しいですね。

 こういう良質なドラマを穢すような尺伸ばしだけは勘弁です(´・ω・`)




 FOX公式 http://tv.foxjapan.com/crime/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1422

 「Prisoners of War(Hatufim)シーズン1」公式サイト(ヘブライ語)  http://translate.googleusercontent.com/translate_c?depth=1&hl=ja&prev=/search%3Fq%3DPrisoners%2Bof%2BWar%26client%3Dsafari%26rls%3Den&rurl=translate.google.co.jp&sl=en&u=http://www.mako.co.il/tvhatufim/&usg=ALkJrhh22bYFgSnurbynhVz20bSs0OLpCA




 
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