あ、16日前に観に行ったの忘れてた....「劇場版SPEC〜結〜爻ノ篇」/堤幸彦(監督)/東宝/2013年/感想

※そろそろネタバレでいいよね?





 もう10日以上前に観ていたのだけど、その翌日観たインド映画の面白さに存在を忘れ、すっかりブログに書いたつもりでいました(= ワ =*;).。oO消したのかも....

 


 ハルマゲドンな勢いで盛り上げるだけ盛り上げ、据え膳を前にぷっつり終わってしまった「漸ノ篇」でも、かなり終盤のシーンの引き延ばしがなされていたのですが、「爻ノ篇」では更に無駄な引き延ばしの憂き目に合っていた気がしました。

 ラスボス感たっぷりな”向井 理”演じる”セカイ”の人類を幼稚に断罪するくどい御講説の長さや、いつ終わるとも知れないウォーリーを探せ状態だったエピローグの感動を通り越したしつこさは無類で、他にも超能力がどーのという枠を越え、あまりにも突飛な展開になってしまったこと、更にそれらの驚くべき超常現象を描くCGが安っぽかったこと、上げればキリが無いマイナス要素のせいで、すっかり気分が萎えてしまい非情に長く感じる90分でした。

 序盤”湯田秀樹”がバナナ医者を操るシーンで、操られるバナナ医者を演じる”遠藤憲一”さんの動きがトリッキーでめちゃくちゃ笑えて面白かったことと、もう同じ次元に居ない”当麻”の存在を、ずたぼろになった”瀬文”が牢獄の中でしっかり感じ取っている姿がなんか泣けたこと以外、あぁやっと終わってくれたと言う安心感だけが残りました。ぶっちゃけ2時間弱の尺があれば、前編・後編に分けて上映する必要はまるで無かったですね。



 来年にはTRICKにも終止符を打つことになる堤さん。今後いかなる作品で生活してゆくつもりなのか、他人事ながら少々気になりますね。

 人気シリーズとはいえ、TRICKもSPECも年々外連味が酷くなっていたところがありましたし、一旦脳内をリフレッシュしてから原点に還った作品に眼を向けて欲しいです。ケイゾクや最初の頃のTRICKの、絶妙な不可思議さや、なんとも言えない間の取り方をする雰囲気作りの巧妙さが懐かしくてたまらない.....独特な堤演出に慣れていない役者達の初々しい感じと合わせて、あの頃の堤作品は神がかったものがありましたなぁ.......シミジミ


 ケイゾクと言えば、真山さんの死をぼそっと語るシーンや、後編の最後の最後で、その真山さんとその昔死闘を演じた”朝倉”が声だけ出て来るところなんかも、「それってどうよ?」と感じたSPEC完結編。もしかすると、数年後誰もが忘れた頃にケイゾクシリーズ第三弾として、しれっと再動したいのかもしれませんね。

 まあ、SPECでここまで破天荒な事をしてしまったのだから、三作目のハードルは相当高いものになるでしょうが.....
 


 
 公式サイト http://www.spec-movie.jp/

 『徹底解説!『劇場版 SPEC~結~爻ノ篇』ネタバレ感想』
 




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