2013年09月13日

人気作の引き継ぎは実に難しそうだ「コードギアス 亡国のアキト 第一章」赤根和樹(監督)/サンライズ/2012年/アニメ/映画/感想

 近年お馴染みになった劇場公開に合わせたタイミングでの前作放送で、忘れかけていた亡国のアキトをようやく観ました。

 ぶっちゃけ真綾の歌うテーマ曲だけで満足してたんですよねぇ (= ワ =*)




 どう観てもギアスに掛かっているとしか思えない主人公”日向 アキト”が、野性の獣のように驚異的に動き回るナイトメアフレームを駆りブリタニアと戦っている姿と、我らが”坂本真綾”嬢が演じる”レイラ・マルカル”が頭の悪い上官を組み伏せて作戦をギリギリ成功させる辣腕ぷりで幕を開ける亡国のアキト。スピード感ある戦闘シーンはとても見応えがあってコードギアスらしいが、久し振りに蔑まれるイレブンの姿を観て妙な違和感を感じました。

 何故に舞台をEUに移しても蔑まれているのか?....


 元々のコードギアスでのイレブン迫害は占領下にある土地だから必然的に起きて当然ですが、ブリタニアと小競り合いを繰り返しているEU(ユーロピア共和国連合)が何故にそこまで旧日本人を奴隷にように扱う設定にしたのでしょうね?

 なんでも、降伏した日本人を敵(ブリタニアの手先)として認識して自国から追い出したのが蔑みの始まりらしいです。そう言われるとそうなのかと思わなくも無いが、都合良く使い捨ての兵士としては日本人を重用するレイラの発案を受け入れているのが良く分らない不思議な話。あえて主人公のアキトやEUに群がる日本人を不幸な状況に追い込みたかっただけに見えてあざといかなと。

 その辺りのハングリーさが継承されている点と、今回違うコードギアスを見せたいが為に監督をあえて”谷口悟朗”さんから”赤根和樹”さんへ変更したのでTVシリーズの売りだったテンポの良いストーリー展開が消え失せてしまった点を観ていると、中途半端に今までのコードギアスを引きずってしまって赤根さんの特徴まで殺してしまったように思えてなりませんでした。

 僕は地味に秀逸なオリジナル脚本で、じっくり切ない人間ドラマを作る赤根さんが好きなので、もっと自由な条件での世界観構築を赤根さんにはして貰いたかったです。亡国のアキトは赤根さんが原作・監督を努めた「ヒートガイジェイ」や「ノエイン」より派手で弩級のコンテンツではありますが、その両作より今のところ世界観の広がりや面白味を感じません。

 全4話で構成されている2話目が明日から公開ですが、これから先赤根さんの色が少しでも出てくれば良いなと心配になってしまいましたね...

 まあエンジンの掛かりは悪い監督さんなので、尻上がりに良くなる可能性は充分にあると思ってはいます。



 それはそうと真綾はどうも御令嬢的な役柄が似合いませんなぁw もっと男勝りというか、少年らしさが前面に出てる役の方が断然合ってます。真綾は好きだけど、どんなヒロインも真綾にしてくれとは思いません正直(真顔)


 真綾の演技も込みでまだまだこれからといったところの亡国のアキトですが、次は更に山ほどキャラが出て来て、”あの”人も参入してくるから否が応にも期待は膨らむことでしょう。

 最終話がクランクアップするとき、やらなきゃ良かったのにと言われない作品にまとまっていると良いですね.......





 公式サイト http://www.geass.jp/akito/




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  『自分が自分である為に必要な事...「ノエイン/赤根和樹/サテライト/2005年/アニメ」』
posted by lain at 07:12 | 北海道 ☔ | Comment(0) | アニメ 劇場版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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