ベネディクトレックな映画だった「スター・トレック イントゥ・ダークネス」/J・J・エイブラムス/2013年/米国/映画/感想

 やんちゃしてばっかりの向こう見ずな”カーク”船長に抜擢されてから上り調子の”クリス・パイン”と、日本人が出演していた事で国内でも大人気だった「HEROES」で存在感ある悪役”サイラー”を演じた"ザカリー・クイント"が再度コンビを組む「スタートレック イントゥ・ダークネス」観て来ました。





 今回はロンドンで起きたテロ事件の首謀者を追って、クリンゴンの勢力下にカーク船長率いるエンタープライズ号が赴くと言う内容。


 テロ犯役にはクリスやザカリー以上の存在感を持ち、今1番脂の乗った役者である「SHERLOCK」の”ベネディクト・カンバーバッチ”が選ばれ、ぶっちゃけカークとスポックの2人を合わせても彼の強烈な冷笑の前ではお子様扱いだったように思います。流石キャッチーな物への喰いつきが早い"J・J・エイブラムス"ならではの人事でしたw



 とにかく配役はとても良いしアクション映画としてのまとめ方も上手く、CGも綺麗で素晴らしい映画なんですけど、ほんの2時間弱の尺なのでスタートレックシリーズの魅力である他惑星の探索や精神描写が物足りないところもやはりあるように感じます。


 宇宙船同士が撃ち合ってエンタープライズがボロボロになるのも面白いですけど、カークとスポックのホモホモ展開以外の人間ドラマも味わいたい。せっかくベネディクト・カンバーバッチが”カーン”を演じて「論理と感情」をテーマにドラマ性を高めようとしても、展開の早さが仇になって深みが出し切れていませんでしたしね。序盤カークの恩人である”クリストファー・パイク”がごにょごにょするシーンくらいまでは良かった気がするのだけど...


 やはりめまぐるしく進行するシナリオより、大事にドラマを育てて最後に胸が熱くなるゆったりとしたスタートレックを観たいなぁ。そのためにも地上波での枠が欲しいわけですが、「エンタープライズ」以降TVシリーズ作って無いので寂しい限りですよ....






 アクション性の高い映画で無いと予算が取れないのは分りますが、これはこれ、それはそれとして「スタートレック」本来の魅力も残して行って欲しいとちょっぴり思う2作目でした。






 公式サイト  http://www.startrek-movie.jp/





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