もう愛なのか哀なのかワケが分らないよ....「スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜」/ジャウマ・バラゲロ(監督)/ルイス・トサル(主演)/スペイン/2011年/映画/感想

 今夜観た映画も変態過ぎてお子ちゃまにはオススメ出来ませんのであしからず.....




 少女に意味有りげな小遣いを渡している以外は、入院中の母親を大事にしている普通の男のように見えるマンションの管理人だな〜っと観ていたら、夜な夜なマンションの住人であるクララという女性の部屋に忍び込み、薬剤を嗅がせたあと添い寝したり彼女の歯ブラシを使ったりしだすからもう大変….

 彼女が帰って来るまで男がスタンバイするのはベッドの下。女性も気付いて良さそうなものなのに、なかなか気付か無いのがもどかしくて仕方無い。まんまと目論み通り進み味を占めた男は、悪質なメールや手紙も送り付けるし、あの手この手でどんどん彼女を追い込み始めるからたまらない。

 エスカレートした男の行為のせいで周りはどんどん傷ついてゆくし、実を結ばない一方的な愛情表現しか出来ないストーカー男は孤独な自分を哀れんでばかりでタチが悪く観ているのがとても辛いです。



 しかもこの作品、最後はストーカー男の達成感溢れるドヤ顔で終わるため、女性が観たらあまりのキモさに怒り心頭である事間違い無い事でしょう。男の僕もでさえ食欲を失うほどのキモさだった…..

 こんな男に狙われたら最後ですねw


 ※ここから更にネタバレ。反転すると読めるはず

 ラストシーンで、ストーカー男の手紙を読んだ女性が、自分の産んだ子供がストーカーの子である事を知って泣きながら子供を抱きしめるのですが、ストーカー男に殺された恋人の子供では無い事を知ったその瞬間、僕はてっきり子供を窓から放り投げるなでは無いかと思ってしまいました。

 だってもの凄い嫌悪感を感じるでしょ?自分が知らぬ間にレイプされていて、その犯人の子供だと知ってしまったわけですから。僕なら絶え切れず心が壊れてしまうと思います.....
 




 孤独を少しでも埋める事が出来た男にとってはハッピーエンドなのかもしれませんけど、そのために代償を払わされた人々には悪夢でしかありませんでした。非常に気持ち悪い映画ですけど、管理人セサル役の”ルイス・トサル”がもの凄い自然体で不敵な笑顔を浮かべる姿は圧巻ですし、バレそうでバレない緊張感やストーカー男の切実な孤独感を味わえる面白い作品でもありました。

 ただ女性は観ない方が良いですねwホントに腹が立ったり気持ち悪くなると思うので.....



 そんじゃそこらのホラー映画よりかなり悪趣味でしたよマジで(;´Д`)



 アルバトロスフィルムHP http://www.albatros-film.com/archives/1465
 ムービーウォーカー作品紹介ページ http://movie.walkerplus.com/mv51042/

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