イタリアに再び舞い降りた鷹の落日は近い...「Assassin's Creed: Brotherhood (アサシンクリード ブラザーフッド)」/ユービーアイソフト/2010年/PS3/XBOX360/ゲーム/感想

 また一つ積みゲーをクリア出来て嬉しいけれど、かなりストレスを感じるエツィオ・サーガ第2弾でした。



 地味な1作目から一転、舞台を華やかで活気のあるイタリアにした事で、1作でも2作でも尺が足りなくなり3部作にまで発展したエツィオの戦いですが、様々な理由からまとまりが悪いように感じました。
 
 まずは戦闘に関して大した変化もなく操作感が向上したと言う実感も湧かないし、ここをこうクリアすれば良いのかと言う発見の喜びもレベルデザインに足りませんでした。ただただストレスを感じる事が多く、細かな変更点を用意していても入れ物だけを作って中身がすかすかな感が拭えません。

 アサシンの弟子達を育成するシステムにしても、若干面白さを感じたあとはやる事が一緒で一辺倒だから芸がなく、付け焼き刃なゲーム性は足枷になって”面倒”でしか無くなって行きました。きっとぼんやりとした目標みたいなものは見えていたんでしょうけど、まったく完成に届かなかったのだと思います。
 
 収拾物や物件の購入等の要素も、もう少し眼に見えて変化を感じたかったし、これだけを遊んでいても面白いと思える経営シミュレーション的な要素を入れても良かった気がします。



 結局今まで良いと感じて来たものが、どんどん”面倒”な方向に向ってしまった為、スッキリしないヤリ込み要素に辟易してしまいました。謎やパズルを解いても喜びや開放感より、ため息と疲れが残りました。あまりにもリリースの間隔が狭い事もあって、僕の中で飽きが来てしまっているのもあるかもしれません。

 ただこのままだとただのフリークライミングと美しき過去の風景だけが売りのシリーズに終わってしまいそうで残念です...



 前々から怪しかったローカライズにも責任がありそうなアサシンクリードBH。

 ただ物語を引き延ばすようなストーリー作りと、今は絶対欠かせ無いマルチプレイに気を取られ、肝心なゲームの面白さを磨く事を怠ったりするから3の評判がガタ落ちになってしまったのかもしれませんね。

 そろそろ続編を作らず寝かすのも良いようなタイトルの一つになりそうです。




 あ、あとあれですね、なんか殺す理由も微妙になって来ましたよね。死者に眠れって言うカットシーンは既にギャグでしかないし、あまりにもアサシンの行動理念が私怨過ぎて全然正義に思えないw

 『このゲームは宗教や思想・人種の異なるチームで制作されています』

 っていう製作陣の言葉は、ただ世間の批判から逃れるために張った予防線だったんだなって、つくづく思いました......




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  『やっと暗殺者引退....「アサシンクリード2/ユービーアイソフト/2009年/PS3/XBOX360/ゲーム/感想」』

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