流石に一度に大量の作曲は難しかったのか、完全な新曲と言える曲は全10曲中8曲に留まっており、少々物足りなく感じるところもあるものの、真綾が試行錯誤しながら作曲する姿やレコーディング風景等を収めた初回限定DVDの出来が良くて面白いです。
自分のボンヤリしたイメージを他の誰かにハッキリと輪郭の見えるものにして貰うのは、とても難しくストレスの溜まる事だと思うのですが、初回DVDのドキュメンタリー映像を見る限る、そんな壁さえ程よい緊張感でしかないようで真綾は凄く楽しそうで活き活きしていました。機器のセットが上手くいかない機械音痴っぷりも可愛かったしww
彼女を支える優秀な方々とのやり取りも良いムードでしたし、本当に真綾は人間関係に恵まれた環境があったからこそ、ここまでの存在に成り得たのでしょうね。
勿論、あえて全曲作曲と言う難しい選択肢を選び、自らのモチベーションを上げて見せたデビュー当時からブレない向上心溢れる姿勢が真綾の中にあるからでもありますがw
そして、そんな彼女だから今でも好きでいられるのだと思いました♡
さて、とりあえず一通り聴いた感想としては、自分の作った曲に自分が歌詞を付けるというだけで、こうも雰囲気が変わるものだろうか?と、2曲目の「サンシャイン」辺りを聴きながら感じました。無論、アレンジして貰う段階でかなり当初とは違う印象の曲に仕上がるわけだけど、今までの「誰か」のイメージに自分を合わせてゆくスタイルよりは、当然ナチュラルな坂本真綾と言う人間を表現出来ているからなのかもしれません。
とは言えまだまだよちよち歩きで周りに手を引かれながらの手探り作曲でしか無いのは否めないわけで、ここからまた一歩一歩音楽と生きる1人のアーティストとして成長してゆく姿がこの先見れる事を期待したいですね♪
打者と投手の二刀流でデビューした日ハムの”大谷”君と時を同じくして始まった真綾の二刀流。
僕の知る限りでは作詞作曲に手を出して成功し続けた声優さんはいない気がするので、真綾には新たな前例を作ったパイオニアとして記録にも記憶にも残ってもらいたいものだ♪(【゚ー゚】)♪
ちなみに、僕はこの曲よりアルバムタイトルでもある「シンガーソングライター」と言う曲が、今回のアルバムを作った真綾のストレートな気持ちが出ていて好きですね♡
坂本真綾公式サイト http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/
flying DOG http://www.jvcmusic.co.jp/flyingdog/-/Discography/A008957/VTZL-60.html
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『君はミツバチマーヤに何を想ふ?「シングルコレクション+ミツバチ」/坂本真綾/2012年/flying DOG/音楽/感想』
『♪き〜みは〜ある〜いてぇ〜くぅ〜↑『モアザンワーズ』/坂本真綾/菅野よう子/岩里祐穂/2012年/flyingDOG』
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