詩的私的生活 拾日目

 知らぬ間に降り積もる雪に

 何を期待していたのだろう?

 重なり合う想いがいつかは融けてゆくだなんて

 無邪気に信じたわけでもないのに


 この手に触れて感じるのは

 冷たさと体温だけ

 全ては僕の中にあった

 気付くのが遅過ぎただけ


 隔ての無い静寂の白

 身体も心も置き去りに

 忘れてしまおう

 今日も 昨日も 明日さえも




 気付けば 

 雪は手のひらで

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