愛したが故に、ビートルズを葬る事になった男達。「僕はビートルズ」/かわぐち かいじ/藤井 哲夫(原作)/モーニング/講談社/2010年〜2012年/漫画/感想

 とても久し振りに”かわぐちかいじ”さんの漫画を読んだ。

 ベタに「沈黙の艦隊」で好きになり、「メドゥーサ」や「YELLOW」等も読んだものの、いつの間にか書店で新刊を手に取らなくなっていました。

 
 では何故今”かわぐちかいじ”だったのかというと、特にビートルズへ思い入れは無いが、シンプルでオシャレな英国のセンスを身に纏った白黒の登場人物が、色鮮やかな楽器を手にしている表紙と、「僕はビートルズ」という飾らないタイトルにビビッと(死語)来たからです。

久し振りに"かわぐちかいじ"さんの漫画読んだ。


 原作は、”かわぐちかいじ”さんが審査員を努めた『第25回MANGA OPEN賞』で大賞を取ったわけですが、あまりにも”かいじ”さんが気に入ってしまって、そのまま自分の物にしちゃったそうな。

 確かにビートルズを愛する者なら絶対ハマる展開ではありました。



 ビートルズが大好きなメンバーが集まり、本人達より上手い演奏と歌でコピーするにまで至った連中がすったもんだ(死語)の末に、なんとビートルズがデビューする以前の日本へタイムスリップしてしまうと言う内容で、正直使い古されたタイムパラドックスを題材にした作品ではあるのですが、相手が国宝級の『ビートルズ』ならば話が違うw

 彼等はまだデビューしていない”ビートルズ”に先んじて、自分達の持ち歌としてビートルズの曲を世に広めようとするわけだが、これはある意味”神”にツバする行為と言っても過言ではないわけで、一応の『理由』があってもコピーバンドの面々はファンとして大変苦悩する事になる。

 その結果見応えのあるドラマを産み落とし、少しでもビートルズの偉大さを理解している者ならば、この先模倣者でしかない彼等が、どうなってゆくのかが気になって仕方無くなる。節々から伝わる原作者や”かわぐち”さんのビートルズに対する思い入れが非常に出ていますね♪



 気持も気合いも充分な「僕はビートルズ」

 彼等の”ビートルズ”が素晴らしいエンディングを迎えている事を信じ、2巻を買いに行こうゞ(*ゝω・)ノ



 それにしても、やはり”かわぐちかいじ”さんは昭和が似合うw


 第25回MANGA OPEN賞選考結果 http://www.e-1day.jp/morning/award_ext/mo25_final.html

 モーニング公式HP http://morningmanga.com/lineup/95

 

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