Production I.G×小中千昭は寿司×焼き肉より好き♡「神霊狩/GHOST HOUND」/中村隆太郎(監督)/小中千昭(脚本・シリーズ構成)/Production I.G/2007年/アニメ/感想

 数あるアニメ制作スタジオの中から、5つ好きなものを上げろと言われたら、間違いなく2、3番目には名前を上げる”Production I.G”

 彼等は優れたCG技術力で、多くの名作アニメの制作協力をしているわけですが、自分達がメインで制作しているアニメ作品も実にコアでアニメファンを唸らせる内容の物ばかり(最近はかなり商業的な目的の制作作品が目立っていますがw)

 代表作である『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊』では、最先端のCG技術と手描きの融合が違和感無く実現されていて本当に素晴らしかった。色素の薄い独特な色使いも印象的で、その後のI.G作品の方向性を決定付ける作品でもありました。

 そんなProduction I.Gが、20周年記念作品として2007年に攻殻機動隊の原作者”士郎正宗”氏が長年温めて(眠らせて)いた原案をアニメ化した『神霊狩/GHOST HOUND』を、やっと最後まで観終わりました。



 攻殻機動隊の原作者の作品でもあるし、タイトルに付いている”GHOST”の文字も関連性を感じさせ、当時大いに期待して鑑賞し始めたのですが、電子世界とはイメージが真逆に思える精神世界がオカルトテイストで描かれていく事に良い意味で期待を裏切られた気がしました。


 幼い頃に姉と誘拐され、自分だけ助かった事に思い悩む少年。

 自分が苛めていた相手が自殺した事への罪悪感を引きずる少年。

 父親の自殺に不審な想いを募らせている少年。 

 
 この3人が心の痛みに向き合い成長してゆくのがメインテーマではあるものの、彼等がのめり込み出す”魂抜け”と言う体外離脱体験が非常にオカルトめいていて、”小中千昭”演出がかなりホラー色たっぷりな仕上がりになっていましたw 他にも主人公のカウンセリングや生体組織を培養していた研究所でのシーンなどでは、精神科学について常人には理解出来ないような専門用語が飛び交い、少年達が経験する非科学的な心霊体験も科学で処理出来そうな勢いに、とても引き込まれました。

 lainの時もそうでしたが、小中さんに自由な裁量を持たせると、もの凄くセリフが少なくて淡々としたシーンが多いのに、その何倍もの個性と情報量を受け取っている気持ちになるから不思議ですw

 音響監督が『serial experiments lain』や『THE ビッグオー』でも小中さんと組んでいる”鶴岡陽太”さんなので、尚更個性的な空間を創り出していたのだと思います。小中さんからのリクエストとかもあるんでしょうかね?あ、監督もlainと同じ中村さんだからそのせいかなw とにかくノイズの乗せ方なんかが凄くlainぽくて好みでした♡



 そんなこんなで、観始めこそGHOST IN THE SHELLとは真逆に思えましたが、観終えた今は共通したテーマの存在を感じましたし、ここからGHOST IN THE SHELLへ繋がる内容ともとれて面白かった♪ 最後の笑顔に溢れたエンディングもとても良かったなぁw


 個人的には、主人公と小学生の女の子がどうなったかが気になりますなぁ〜♡

 ユー達付き合っちゃいなよ(゚⊿゚)


 
 公式HP http://anime.goo.ne.jp/special/ghosthound/

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