こんな青春素敵やん♡「夏色キセキ」/水島精二(監督)/サンライズ/2012年/アニメ/感想

 今年の春から放送していたアニメは、「青春」をテーマにしている作品が多かった。 

 ノイタミナ枠の「坂道のアポロン」や「つり球」、「氷菓」「AKB0048」「宇宙兄弟」、「謎の彼女X」だって屈折してても「青春」だと思うw

 その中でも一際子供らしい夢のある青春を輝かせていたのが『夏色キセキ』だった。


 主役は幼なじみの少女4人。いつも一緒に遊び回っていた彼女達の一人が、引っ越してしまう事になり、それを隠していた少女と他の三人はギクシャクしてしまうわけだが、願い事を叶えてくれる想い出の”御石様”のおかげでわだかまりが解け、掛け替えの無い友情を手にしてゆく過程に毎回胸が締め付けられた...

 近年の少女ばかりが出て来る日常アニメは、正直リアルな感情の起伏とは掛け離れていて、とてもじゃないが感情移入出来ませんでした。この「夏色キセキ」も確かに少女達の可愛さをアピールするために、キャラ付けやリアクションがオーバーな部分はあるけれど、けして大人の目線から書いた少女達では無く、あくまでも思春期の少女達の視点で正直な感情のぶつかり合いを描いているからこそ懐かしく微笑ましかった。

 そして少女達の願いを叶えてくれる”御石様”だが、都合通りには願いを叶えてくれず、彼女達からすれば不便で仕方無い存在だったりするのが絶妙w ハッキリと「これは駄目」「こうしなさい」と具体的に語るのではなく、しっかりと自分達で考えさせてくれる懐の広さを感じる奇跡の数々が温かくて優しくて、一見気まぐれに思える奇跡にちゃんと意味があるのが本当に良い。素朴だけど外せない御石様の設定が、ジュブナイル作品としての価値を格段にあげていましたね♪

 
 そんなこんなでお気に入りの作品になった夏色キセキですが、少女4人を演じた”スフィア”の存在も素晴らしかったです。活き活きとした少女達を演じ、仲の良い(実際にはどうか知りませんが)気心がしれた4人ならではの雰囲気を醸し出していたと思います。これまで興味が無かった彼女達にも、とても興味が湧いて来ました。OP曲の『Non stop road』も、作品性にもの凄くハマってました♪



 ♪Are you READY?だから今を信じて〜 のところなんてめっちゃグッと来ますなぁw何度聴いても鳥肌もんだ♡

 きっとこれで彼女達のキセキも終わりでしょう。もしかしたら新シーズンなんて声もあがるかもしれないですが、完全に蛇足ですよねw

 終わりがあるから胸に残る美しさをありがとう御座いました....

 
公式HP http://www.natsuiro-kiseki.jp/

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