アンバランスなタイトルに恋をした♡『恋と軍艦』/西 炯子/KCなかよし/講談社/2011年/漫画/感想

子供以上大人未満。

いつまでも無邪気なだけの子供では居られない事を、薄々は理解し始めているものの、大人になるにはまだまだ何か足りないお年頃な中学1年生の少女 ”遠藤香菜”。

数年前に両親が別居し、自らは母方に付いて行ったものの、仕事が忙しいらしく祖母の家に預けられ、友達らしい友達も作れないまま過ごしている香菜は、超が付くほど爽やかで若々しい町長さんにお熱♡

気さくで、美形で、良い匂いで、理想のお父さん像としては、言う事無しの町長さん。身近に両親が居ない香菜にはうってつけの相手なのである。

ところが、自分の置かれた状況に改めて気付いて家を飛び出した香菜が、たまたま迷い込んだ家に住んでいた、めちゃめちゃ怪しくて感じの悪い男と、大好きな町長さんがなんと友人だと言うでは無いか。

しかも町長さんは、その感じの悪い男の好きな食べ物を把握してるし、魚の小骨を取ってあげるし、食べこぼしを拾って食べてあげるし.....
誰が見ても怪しいだろ?!



そんな2人の深い関係にさえ全然気付かない天然主役 ”香菜” の盲目的な憧れが一体どんな結果を向かえるのか?そして町長さんと男の本当の関係とは? 少しませてるクラスメイト”篠原 晶” を巻き込んでのドタバタ具合が実に面白い♪


純朴さがとても可愛いらしい主人公や時折深い影を落とす出来過ぎイケメン町長と謎の男、その2人の事を主役以上に嗅ぎ回るクラスメイトを配置したりと、キャラのバランスが絶妙なのがとても良い感じ。 しかもイケメンや少女達だけではなく、脇役な婆ちゃんや香菜に気がある不器用な少年の描写もなんかホッコリしてて温かく、ただBLっぽい匂いがする作品とは一線を画し、一風変わってはいてもしっかり甘酸っぱい青春ストーリーがこの先も楽しめそうだ♡


”西 炯子”さんは以前から書店のレディコミが置いてあるあたりで名前を見かけていましたが、手にとるまではいきませんでした。ですが今回は何より真っ赤な表紙とタイトルの奇抜さが眼に付き、しかも初めて触れるには丁度読み易い『なかよし』での連載作品でもあったので、購入に踏み切りました。いや、でもこれは買って良かったw 既に2巻目は出ているので早く買って来なきゃ☆゜+.(・∀・).+゜☆

面白かった~♪

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