置き去りの想いに関係無く、時は流れる。_

2011年3月11日

僕はいつものように仕事をしていた。

まだ雪が残る中、美瑛の自然に囲まれて働いていたのです。

朝から大陽も暖かく、春の訪れを実感していたあの時期は、冬の厳しさに後ろ向きになっていた気分が吹き飛び、軽く浮かれ気味なほどでした。

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そしてそんな普通の一日に地震が訪れた。



沢山の人が全てを奪われた。

自分の行いに関係無く、震源地に近い地方では平等に命が失われました。

ハリウッド映画やアニメのように、人間を断罪する意思が存在するわけでも無く、ただ地球が身震いしただけで彼等の人生は閉ざされてしまった....

あの後何をしても楽しいなんて感情が産まれませんでした。

なにしろ、僕が住む地方は北海道の内陸なので、ほとんど揺れを感じず、自分達だけが無事に生活している事が辛かった...

そして、誰かの為に出来る事なんて何も無い事が尚更哀しかった。


何年か前に、数ヶ月ほど山形へ出張する際降り立った仙台港。なまじ記憶にある風景が、あの地震で消えたなんて本当に恐ろしい事。

でも、あの時となんら変わらず無力な僕は、その事実と戦う人を尻目に、自分の弱さに浸るくらいしか出来ない生き物です.....


願わくば、あの港で、あの街並で生きて来た人々の想いが、いつまでも語られる世界でありますように......

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