漫画だから伝わる想いがある。「地上10メートルの檻から(三原ミツカズ短編集)/三原ミツカズ/祥伝社/2012年/漫画/感想」

2009年に刊行された「死化粧師6巻」ぶりの ”三原ミツカズ” さんの新刊を読みました。

ただ新刊と言っても、2000年〜2006年までに雑誌等で掲載された短編を収録したものなので、新しいシリーズ物ではありません。

IMG_0896.JPG

しかし、短編で終るには勿体無い作品が多く、思わずこれがシリーズ化されたらどんな作品になるだろうかと、気持ち悪い笑みを浮かべながら読んでいました♡グヘラグヘラ 

短編と言う事もあって、かなり実験的でかなり尖った作品が多かった。


ブラックジャックな美容師が出て来るお話とか

三原さん自身の叫びに近いような、漫画を描くのが仕事になってしまった男とメイドの話とか

思い込みが本当に思い込みなのか分らなくなりそうな夢幻地獄とか

ずっと出せなかった勇気が眼を覚ました哀しい少年の話とか....


三原さんの作品は、可愛くて、切なくて、残酷で

最後には、僕らの心にポッカリ穴を開けて行きます。

誰にも埋められないような、ちょっとセンチな想い出を残して...


三原さんの開けた穴は、三原さんの言葉で塞ぎたい。

まだまだ三原さんの作品を読みたくて仕方無い....



この短編集で、いつか産まれる本当の意味での新刊が日の目を見るまでの息継ぎにしたいと思います♪


三原ミツカズHP http://www.mitsukazu.com/source/home/home.html

この記事へのコメント