非現実を拠り所にする者達が集う場所...."The World" 「.hack//SIGN/真下耕一(監督)/伊藤和典(構成)/ビィートレイン(制作)/2002年/アニメ/感想」

※ちょいとネタバレ?




『  ”The World" 

 それはリアルな仮想空間を提供する、いわゆるMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)だった。

 プレイヤーそれぞれの思うがままのスタイルでリアルな世界を楽しめる ”The World" は、もう一つの人生とも言えるゲームなのだ。

 
 しかし、ただのプログラムであるはずの”The World" に普通なら有り得ない事象が起き始める。存在するはずの無いPC (プレイヤーキャラクター)やモンスターが現れ始めたのだ。

 そして、いつもその事象の中心には、一人の”呪紋使い”の少年がいた....』




 ネット世界がグッとお茶の間に近づいて来ていた2002年。ネットが広まると同時に、敷居が下がりプレイ人口の増えたMMOを題材にした、オフラインJRPGが「.hack」だった。そしてその前日譚を描いたアニメ作品が「.hack//SIGN」


 プログラムであるゲーム世界が、リアル世界へ影響を及ぼす事がもしもあったらどうなるのか?攻殻機動隊のネット世界の一、二歩手前くらいで描かれるネットと現実の狭間は、誰でも触れる事の出来るゲーム世界を舞台にしているため、攻殻より身近に感じるストーリーだった。

 何故かログアウト出来ず、意識がゲーム内に捕われてしまう主人公 "司" に何が起きているのか?ミステリアスな展開と、ゲーム世界だと言う事を印象付けるセリフや演出効果が非常に効果的で新鮮なアニメでした。
 気のせいかもしれないけれど、キャラのセリフに微妙な無機質さと硬さを感じさせるのも、ゲーム世界での会話である事を強調したかったからなのだろうか?考え過ぎかなw


 ほとんどがネット世界 ”The World" での出来事を描いているSIGN。そこへ時折挿入されるノイズ混じりな現実世界のモノクロ無声映像。ゲーム内では知るよしも無いPC達の本来居るべき世界。そこにネット世界とのギャップ、抱える問題が見え隠れするのも良い手法でした。登場人物への思い入れもこれで一層増してゆく事になりました。


 そんな登場人物達が、司の過酷な現実と向き合い関わり会う事により、それぞれが抱える問題にも立ち向かい強さを取り戻してゆく様は、少し大袈裟に見えなくも無いが感動的だったwそして全てが結び付いた最終回のラストシーンには泣けます.....

 これを観たら積んだままのゲーム版をやりたくて仕方無いwww


 にしても、.hackはゲームシリーズと関連コンテンツがクロスオーバーする息長く続く作品になりましたね。今なんて、CGアニメ映画「ドットハック セカイの向こうに」が公開中ですもんねwそのうち架空のゲームである ”The World" がゲーム化されるんじゃなかろうか?

 ゲーム版はしばらく続編が出ていませんでしたが、.hackが発売されてからもうすぐ10年が経つこのタイミングで、それを記念する勢いの元発表された新作が、どんな ”The World" になるのか期待したいですね♪


 
 とりあえずゲーム版やろうかなぁ?アニメの第二期みようかなぁ...:(;゙゚'ω゚'):マヨウ


 .hack公式HP http://www.hack.channel.or.jp/
 .hack//SIGN公式HP http://www.bandaivisual.co.jp/hack_udeden/sign/#
 ドットハック セカイの向こうに公式HP http://dothack.com/

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