想いの強さは何処まで届くのか。「千年幸福論/amazarashi/Sony Music/2011年/音楽」

 今の若い世代は世界の嘘に傷つき易く脆い。

 それはこれまでの社会構造を振り返れば仕方無い事。教育の場や、アニメや漫画、その他あらゆるコンテンツで上辺だけの「正しさ」を子供達に説き、世界の真実からあえて遠ざけ温室で育てようとして来たからだ。

 だが社会と言う蓋を開ければ、正しさは人の数だけ存在する事に打ちのめされる事になる。どんなに自分の正しさを他人に説いても無駄なのだ。

 でも、それでも自分の声を、想いを張り上げたい!そんな純粋な感情が原動力なんだろうね"amazarashi"にとっては.....



 彼等の歌う歌はどれも社会への疑心に溢れている。その矛先が自分にまで向うほどに真剣な想いで綴られる歌詞とメロディは、非常に文学的で彼等の決意表明のようでもある。

 どんなに世界が、自分が汚れようとも、この世界で生きて行こうってね...


 こんなに真っ直ぐで、こんなに無垢で、こんなに恥ずかしい男に僕は久しぶりに出会った気がする。一歩間違えればただの自己満足の極地な歌だけど、強く信じる想いが本物の歌に押し上げています。好き嫌いはハッキリする事でしょう。特に女性はどう感じるのか、興味のあるところです。実に男性的陶酔ソングばかりですからねw
 

 聴く者を突き放すような意思を、どれだけ多くの人が愛せるだろうか?きっと彼等は長くは続かないでしょう。今の彼等だから歌える歌だと思いますから。だから今の彼等を感じて欲しい。

 そして、聴く者全てに答えが産まれる事を僕も信じたい。




 初回盤のブックやDVDもかなり良かったです。

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 どうか近いうちに生で彼等の歌を感じる機会が訪れてくれますように(-人-)
 

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