これは”美”だろうか?『小さな悪の華/ジョエル・セリア(監督)/1970年/フランス/映画』

 ”シャルル・ボードレール”の作品世界に傾倒し、彼の教えを実生活で実践する少女が2人....

 2人は他人をその身体で誘惑したり、放火をしたり、小動物を死なせたり、日常に飽き飽きしている鬱憤を、自己陶酔で晴らす日々を送っていた。

 しかし、行き過ぎた2人は、重大な罪を犯してしまう。

 そしてそれは、2人に恐ろしい決意をさせる事になるのでした....



 
 精神的に未熟な子供の頃には、誰もがイタズラと言う名の遊びをするものです。だが、悪さをするたびに自分も何かを失う事で少しづつそんな事をしなくなる。

 「もしも自分が同じ事をされたらどうする?」

 ただこの言葉だけで怒られても効果はありませんが、その身を持って思い知る時が誰にも訪れるはず。

 裕福に育ち、親を欺く事に長けていたこの2人には、その事に気付く事さえ出来ずに自滅してしまいます。最後の最後まで自分達の罪を認めずに......



 この作品は元々実際に起きた事件を元に作られているそうで、製作したフランスや、その他各国では上映禁止になったそうな.....

 宗教を冒涜した内容を受け入れられるような社会じゃ無かっただろうし、児童ポルノだと言われても仕方無いシーンも多過ぎますから、当然の反応でしょうね。ロリコンばかりのアメリカと日本は上映したそうです....orz


 そんな背徳な部分や事件の派手さより、少女達が何故そんな世界に傾倒して行ったかを掘り下げて描いていれば、この子達への愛着も湧いたかもしれない。正直全然共感も同情もする事がで出来ませんでした。

 ただただ愚かで短絡的で自分勝手の代表でしか無い.....


 せめて最後には自分達が犯した罪を悔いてくれればなぁ。少女達の裸体と、笑い声だけが残るなんだかなぁ映画でした(;´Д`)


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