死者無きレースは無い。されど死は....「MotoGP第17戦マレーシアGP/2011年 」

 シモンチェリが死んだ。あのヘルメットにどうやって収めているのか分らないモサモサした髪型の男が、もうサーキットで走れないなんて信じられない...



 僕は彼の死を、ネットのニュース欄で知った。それと言うのも、今日は違う番組と録画が重なったため、MotoGPは再放送を録画して観ようと思っていたからだ。だから非常に驚いた。ニュースを目にした時、誰の事を言っているか、とっさには分らないほど固まった...




 落ち着いて考えれば、彼なら確かにこういう日が来てもおかしくなかったかもしれない...250cc、Moto2クラス時代にも、色んなライダーと接戦を繰り広げ、負けず嫌いの彼は何度も周りのライダーを巻き込んで事故を起こしていた。


 しかしそれは全て速くなる為に必要な事のはずだった。いつかのストーナーのように、コースとマシンの限界を知る為、リスクを恐れず攻め続けていたのです。彼の本当の走りはこれからだった。でももう彼は走れない.....



 ここ数年、MotoGPでは死者が相次いでいる。去年の富沢や、2003年の加藤大治郎と今回のシモンチェリと、MotoGPクラスが出来てから、これほどの人が死んでいるのです。勿論他の四輪レースと比べるまでもなく、二輪レースは危険です。身体を護るモノコックやロールバーがあるわけでもないのですから。そうと分っていても、死者が出るのは辛い....しかも見所のある若者ばかり先に逝ってしまうなんて.........




 色々とツイッターでこの事をつぶやいていたら、何故こんな事になったのか気になり、どうしても実際の事故映像を観たくなったので、YouTubeで観てみました。






 言葉に出来ないほどショックな映像でした。コーナーで転んだシモンチェリに後続のエドワーズ、そしてロッシに轢かれ、身動き一つしない彼の身体....まさか後続のバイクの一台がロッシだなんて..............


 シモンチェリと同郷イタリア人であるロッシ。シモンチェリをとても気にかけていた。シモンチェリ自身も、ロッシに憧れ、彼のライディングを真似ていたりもした。そのロッシが今回の事に直接関わっていただなんて....これからのロッシ自身のレース人生に深い影を落とすかもしれませんね......





 シモンチェリの死は、あまりに大きな痛手です。今シーズンのMotoGPは、もはや楽しむ事など出来ないでしょう。今はともかく彼のご冥福を祈るばかり....シモンチェリよ、安らかに..........

この記事へのコメント

  • Z takashi

    俺もまだショックを引きずってます。 今シーズンの速いがリタイヤ多数から
    ようやく表彰台 そして優勝も見えて来てたのに・・・。 シモンチェリらしいと言えばらしいのですけど・・・。残念です。
    2011年10月25日 18:41
  • lain

    去年の富沢の事故から、MotoGPへの熱意が徐々に減退していた中、駄目押しのようにシモンチェリが逝ってしまい、またしばらくぼくの中で低迷しそうです......
    2011年10月25日 19:46