る=ぐうぃんゲドを読んで見た。「ゲド戦記 影との戦い/アーシュラ・K・ル=グウィン/清水真砂子/岩波書店/1968年/2006年/小説/感想/レビュー」

 原作ファンどころか、ジブリファンにも不評だったアニメ版「ゲド戦記」

 あまりに残念な内容から、原作の良さを疑う人も多かったのでは無いでしょうか?表面的な印象(タイトルや表紙)からして、派手さの無い作品ですし、”ゲド”と言う呼び名も、”外道”と言う日本語もあるせいか良い印象を受けないような気がします。そこで実際原作はどんな作品なのか読んで見ました。

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 読み始めた段階で、冴えない表層とは相反する中身の充実さにうなりましたwファンタジー作品と言う事で、多少の無理がある設定もあるものの、世界観のディティールは細かいところまで言及しており、直ぐにゲドの居る”アースシー”の世界に引き込まれていきました。

 作者(?)が語り部として、たぐいまれな魔法使いとしての才能を見出されたゲドの若かりし栄光と挫折を語る作風で進みます。誰よりも優秀な速度で魔法使いへの階段を昇り始めていたゲドは、己の欲に身を委ね起こしてしまった大事件に苦悩し、どん底まで堕ちて行きます。しかし人々の温もりに助けられ、魔法使いとして、人間として一皮むけてゆく展開は、成長物に欠かせ無い魅力に満ちています。

 世界的に有名なファンタジー作品を読むのはゲド戦記が始めて。「指輪物語」も「ハリーポッター」も原作は読んだ事がありません。なので少し後悔しています。世界感が優れている事は勿論、人間ドラマとして侮れない表現が多々あるのです。ゲドの原語版は1968年の作品。どれほど時が流れても、変わらない感情のうねりが、ゲドを通し僕らに流れ込んで来る。人の本質を描く作品は、いつまでも色あせないものですね♪


 一冊読めば先が気になって仕方ない作品。元から原作通りに連続ものとしてアニメ化していれば、ジブリ版も、きっと素晴らしい作品になった事でしょう。結局”宮崎駿”さんが素直に受けておけば良かった仕事なんですよ....そうすれば親子の確執に影響を受けた作品だなんて言われる事も無かっただろうに.......

 もうアニメ版の事は忘れましょう。そして原作を手に取るのです!「影との戦い」のクライマックスシーンは、本当にしびれますよ〜♡僕は明日から二作目の「こわれた腕環」を読む事にしよう♪((O(*・ω・*)O))♪ワクワク

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