「いまを生きる/ロビン・ウィリアムズ/1989年/米国/映画」

 昨日起きた地震で多くの命が失われた...


 人の”命”だけが尊いわけではありませんが、僕自身も人間ですから当然”人間”の命が本人の意思に関係無く失われる事への憤りを感じてしまう。仮定の話をしても仕方無いが、「もしも自分がそんな目にあったら」と考えてしまうからこその憤りなのでしょう...




 地震だけではありませんが、人はいつ死ぬか分らない。乗っていた電車が脱線事故を起こすかもしれないし、階段で足を踏み外すかもしれない...



 だから、今この瞬間こそを生きなくては駄目だ!!



 進学率の高い学校へ通い、”数字”の為に自分を殺しマシーンのように脳に記録してゆく若者達。テストの点の為、将来の生活の為、親の望みを叶える為....で、その中に自分の為だと本心で思い”数字”を産み出している人は何人いるの?


 この映画の舞台になるのは全寮制のエリート高校で、”伝統” ”名誉” ”規律” ”美徳”を重んじ、とにかく堅苦しい。だからこの学校に通う子供達は、内心不満はありつつも大人が押し付けて来た”マニュアル”に沿って生きる事を余儀なくされている...


 そんな息苦しい学校に型破りな教師が赴任して来るのですが、この先生が半端じゃないw”詩”の出来不出来を数式に置き換えた男の言葉が載っている部分の教科書を生徒にやぶらせたり、詩を読ませながらサッカーボールを蹴らせたり、教卓に生徒を一人一人登らせたりもする...


 でもそんな先生の教えに触れ、彼等は誰かに決められた道ではなく、自らが考え行動する大切さを学んでいきます。





 「本を読むときは作者より自分はどう思うかだ」作中先生が口にする言葉ですが、とても好きな言葉です...たとえ全てを失っても、心さえ無事なら前を向いて生きていける。これから様々な困難に立ち向かう人々にとって、一番欠かせ無いのは強い心でしょう...


 物語は切ないラストを迎えますが、この作品に込められたメッセージはとても心に残ります...こんな時だからこそ、どんな事がいつ起きても悔いの無い様な今を生きましょう。


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