人の心は、斯くも恐ろしきものかな...「機巧童子(からくりどうじ)/鯛夢/ぶんか社/2010年」

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 自分を偽り、人を欺き、本当の自分を殺し生きる僕達。そんな僕達を解放してくれる存在が居るとしたら、あなたはどうしますか?

 
 人形の奉納を行っているらしい、とある神社の人形堂に、まるでからくり人形のような顔をした巫女がおり、その場所に導かれるように訪れた人間を、”万物万能丸”と呼ばれている、元究極だったからくり人形に逢わせ、当人達の内面世界へと誘う....
 そうして人々から引き出した、嘘まみれの世界を万物万能丸に喰わせているのだ。偽りの自分を喰われた者達は、真の姿を取り戻し日常に戻って行く。たとえそれが本人の望む結果でなくとも...


 基本的には1話完結スタイル。人々の内面世界は不思議な機械と亡霊のような人ばかりで、なんとも言えない恐ろしい空間...ブルブル なにより自分の嘘と向き合う事が本当に恐ろしく感じられます。
 なかば強制的ではあるものの、自分と向き合う機会を与える万物万能丸ってなんなんだろうね?内面世界を喰らう事で万物万能丸は様々な力を得ているらしいけど最終的に何が目的なんだろ.....

 それに、いつも人々を万物万能丸の所へ案内する巫女”ナツメ”、怖い雰囲気の中で唯一和ませるキャラ犬張子の”ハルヨン”、ストーリーの進行を担ったこの連中と万能丸との関係みたいな所も知りたいところ。次巻が実に楽しみです☆(ゝω・)v


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