夢かうつつか、全ては全ての心に...「パプリカ/今敏(監督)/筒井康隆(原作)/マッドハウス/2006年」

 この夏に惜しまれながらこの世を去った今敏監督。今監督の描く世界は、何処に着地するのか分らない展開を見せ、僕らを惑わし魅了する。観客の誰もが彼に翻弄される事を楽しみにしていた。この”パプリカ”は、そんな監督の為に用意されていたような作品でしたね...


 誰かの夢を共有する事が出来る夢のような装置”DCミニ” しかし、その装置を悪用する者が現れ、夢と現実の境界線が壊され始める....

 パプリカを初めて知ったのが”萩原玲二”のコミック版。95年当時僕は、まだ高校生の若造。読み易くコマ割りされたマンガしか目にした事が無く、萩原玲二ファンには申し訳無いのですが正直読み難かったwだから今監督がパプリカをやると聞いた時、正直あまり観る気がしなかったのです....

 それから早4年...監督が死んで、やっと観る気になるとはねw我ながら情けない...観れば尚更後悔の嵐ですよ!キリ 

 不気味で気持ち悪い夢の表現。自分の夢はこんな風には見えないけれど、監督はこんな弾けた夢を見ていたのだろうか?不気味で、魂の無い存在達のパレードは、まさに悪夢!こんな夢見ただけでトラウマになるよねブルブル.... 特に日本人形が怖くて怖くてwww日本人形を収集する方の気持ちだけは、いまだに理解出来ませんw
 監督の作品ほとんどを担当してる”安藤 雅司”さんのキャラ絵も僕は怖かったりします。笑顔の表現に怖さを感じるのです。笑顔の裏にどす黒い何かを感じてしまう...ボクだけかなw

 まあ、そうは言っても素晴らしい作画である事に間違いなく、この作品には絶対この作画が必要だとさえ思います。この方の描くおっさんが僕はとても好き♪パプリカでも、”粉川”のおっさんがお気に入り♡僕にとって、一流作画監督に必須の条件は、オッサンを上手に描ける事です!キリ 
 でもホントおっさんが、おっさんらしくしっかり描かれている映像作品は、他のキャラの色をしっかり出せている作品が多いと思います。現在は、キャラに幅が無いアニメが多いのが現状ですから、とても残念...

 
 それにしても、たったの90分によくぞまとめたものですなwこれほど濃密な映像作品は、そうはお目にかかれないでしょう。まだまだ監督には無邪気に映画作りをして欲しかったな...こんなに凄い映画残したら、次回作みたくなるじゃないですか監督....

 夢の世界で、きっと映画を作り続けてくれている事でしょう。いつか僕にも見せて欲しいな(★'v`人)


 パプリカ公式ページ http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/site/

 

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