今日と言う偶然の日々

 8月29日。今日という日に意味を見出す人が僕以外に何人いるかな?何万人?何億人?この日だけが特別なわけではなく毎日が当たり前に誰かの特別な日なのは間違いない。今日が誕生日の人、今日が結婚記念日の人、今日が人生の転機になった人、今日が命日になった人....



 自分にとっての記念日を、同じように意識している人間の事を僕らは意識してしまう。有名人の誕生日と自分の誕生日が同じだと嬉しくなったりするのは良くある事だと思います。それをきっかけにその有名人を知り好きになる事だってごく自然な流れでしょう。
 僕もその例に習い、自分と同じ誕生日のアーティストを意識するようになっていました。そう、生きていれば52回目の誕生日を向かえるはずだった人.... ”マイケル・ジャクソン”その人と、僕は同じ誕生日に産まれました。
 
 彼と同じ誕生日だからといって、彼のような才能があるわけでも無いわけで、誕生日が同じである事に意味は無いのですが、何故か彼との共通点を見出そうとしてしまう。すると少なからず彼の気持ちが見えて来たり、来なかったり....
 
 彼は幼少の頃から”Jackson 5”のボーカルとして才能を認められ、必然のようにソロでの活動を始める。直ぐ世界中にその今にも壊れそうな繊細な歌声が響き渡り、7億5000万枚以上のCDやビデオが売れた。その枚数が物語るように、彼は世界中に愛されていたはずだった.....

 僕のようなにわかファンが何か言うのもどうかと思いましたが、彼は常に愛に飢えていたと思います。彼の歌声はいつもぬくもりを欲して母を呼ぶ赤子のようだったし、浮き沈みの激しい不安定な感情の波を感じました。彼の作品を通し、アーティストとしての”マイケル”としてしか周りが見てくれない環境で、素の自分を愛してくれる人間が彼にはいなかったからでしょうか?その不安定さが魅力でもあったわけですが... 
 しかしそんな彼にも子供が出来た。それはそれは嬉しかった事でしょう♪自分にもっとも近しい存在だし、今までの自分ではなく、これからの自分を愛してくれる存在になったわけですから。

 そんな生き甲斐を手に入れた彼はまだまだこれからの人だった。子供達に何かを残す為にも彼は生きなければならなかった。なのに...

 彼にまつわるウワサは沢山ありますが、正直どうでもいいです。彼に僕が求めるのは、”歌”ただそれだけ。事実がどうであれ、彼の存在理由は歌う事。それは本人が一番分っていた事でしょう。様々なウワサを払拭し、自分の生きた証を見せるために最後のツアーを開始するはずだったわけですから....


 世界をその歌声で奮わせた歌い手は、世界そのものに壊された。しかしその一生を終えるその時まで、彼は歌と共にあったのだと僕は確信しています。人は誰しも望み望まれ生きて行く。自らの意思と反する生き方も、当たり前に受け入れなければいけない瞬間が絶対にある。大事なのは、そんな瞬間でも自分の核になる”何か”だけは失ってはいけないという事。マイケルのとってそれは歌だった。僕には何が核なのか?それを見直すのにはいい日になりそうです。

 
 マイケル、誕生日おめでとう♪
 
 
 

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