ただ素直に生きるために...「ぼくらの七日間戦争/宮沢りえ/宗田理/角川/1988年/映画」



 髪の先まで自由に~生きていていたいのと~♪....

 "小室みつ子"の作詞による、"TMN"の挿入歌「GIRL FRIEND」。この曲は、些細な事で壊れかかった絆を少年達が取り戻すシーンに使われている。
 この映画の曲は全編、"小室哲哉"が手がけている。今では私生活の崩壊が知れ、見る目が変わった方も多いでしょうが、この頃の彼の曲は本当に良かった。ここぞという場面で流れる彼の曲に、繊細で気難しい思春期の少年達の純心さを、良く表した小室みつ子の詞が交わると、この映画に"血"が流れだすほどに。
 
 もちろん曲だけの映画では無い。この映画から有名になった宮沢りえの表情の豊かさは勿論、脇を固めるベテランの"賀来千香子"、"佐野史郎"、"大地康雄"、等もいい味を出しているw のちに作られた続編は佐野史郎、大地康雄、両氏がメインの映画だと言っても良いほど存在感があった。ついでに"戦車"も出演している(名はエレーナ)ww
 
 この映画は、自分達の正しいと思う型に、はめようとする大人達に、自分らしさを認めてもらいたかった子供達が戦いを挑むというもの。こんな気概のある子供達が今もいるだろうか?
 今もなお、型にはめようとする大人達は絶えない、より良い"学歴"や"資格"の必要な社会では、親達がそう考えてしまうのも無理もない。だが、その"価値感"によって、自ら戦うすべを、子供達は奪われているのでは無いでしょうか?
 "自分で選ばない人生"、"自分で戦わない人生"を選んだ者は、人に"責任を転嫁"する日がやってくる。
 大人はよく、子供はなぜこんな事も解らず、言う事を聞かないのかと、疑問を持つ。しかし、なぜ自分がそれが"間違い"だと知ったのかは、忘れてしまうものなのだ。自らが経験して初めて解る事の方が多いと言うのに...

 映画のクライマックスに花火が撃ち上がる、夏の終わり、ささやかな反乱の終わり...でもここからがきっと戦いの始まりなんだ。
 さあ戦う勇気を手に入れた少年達に続こう、ただ素直に生きるために...

 
 

この記事へのコメント