アニメ会社が潰れた日

よく声優さんが亡くなってから、あの役もこの役もこの人が演っていたのか....と気づくことがあるけれど、アニメの制作会社でも同じことが起きるものなんだなと、株式会社コモンセンス解散に思った。




正直コモンセンスの制作組織である”アームス”の名前は頭の片隅にすら残っていなかった。いつものように後になってからWikipediaを眺め、ようやっと彼らの仕事が身近に山ほど転がっていたことを知ったのである。

たとえば高校生の頃大変お世話になったのは、アームスが初期にメインのお仕事としていた18禁漫画&ゲーム原作のOVAタイトルの数々で、他の淫獣シリーズはそれほどハマらなかったのにくノ一があられもない姿を晒す「淫獣学園 La☆BlueGirl」は何度も見直してしまったし、館物エロゲーであった「河原崎家の一族」などは媒体を予約購入するほど、ゲーム共々どハマりしていた。我ながら下半身が元気であったのだ.....

何度か見ていたはずの梅津泰臣さんの「MEZZO」も、調べるまで彼らの仕事だとは知らずにおり、岡本倫氏の作品の映像化や、ウイルスにより精神的高揚(要するに欲情)をすると身体が武器化してしまう百合エロ「VALKYRIE DRIVE -MERMAID」もしょーもない男にはご馳走であったが、まるで制作会社の名前は覚えていなかった。流石にここまで記憶にないのは不思議である。






結局のところ、他の会社と比べアームスの仕事はどう違ったのか?と云う答えを持ち合わせていないから、名前を記憶に留めておけなかったのはあるだろう。一騎当千など根強い人気作も抱えていた会社だったが、エロだけでは長持ちしないものらしい。潰れるときはあっさり逝ってしまうものである。

2019年の段階で、日本には250社以上のアニメ制作会社が存在し、そのほとんどが2000年以降に出来たものだそうだ。海外に人材が流出している中でも、それだけの会社が乱立しているのは驚きではあるものの、会社の解散や廃業も少なく無い状況らしく、相変わらず日本のアニメ業界が不安定であると云うことの証明みたいな出来事だった。




こう言ってはなんだが、アームスレベルの会社が倒れる程度で済んでいるうちはマシなのだろう。そのうちもっと「まじかよ...」と言いたくなる解散、倒産騒動が起きそうな予感がして仕方ない。

兎に角会社を整理するにしても、版権問題は綺麗にしていって欲しいものだ。この配信全盛になりつつある世の中で、版権問題がクリアにならないからVHSやLDでしか見ることが叶わない作品が生まれてしまうのは非常に忍びない........


posted by lain at 22:59北海道 ☔アニメ