おっちゃんの冬アニメはホクホクだった

珍しく日曜にドライブして来た。と言っても誰かと遊びに行くわけでも無く、amazarashiの先行チケットの支払いをファミリーマートまでしに行っただけの話である。

そんな”ちょっとコンビニ”まで的な話をわざわざするのか?と呆れられそうだが、我が街”旭川”にファミマは無いため、行こうと思うと赤平まで片道1時間使わなければならず、まるで”ちょっと”の範疇に収まらないのでご了承願いたい。


しかしまあ、それだけ時間があるとアニメ消化が非常に捗り、気付けば7本も見てしまっていた。こんなに見てもまるで放送に追いついて行かない冬アニメが怖い。油断するとレコーダーのストレージがパンクしそうだ。


絶対見る!

・ID:INVADED イド:インヴェイデッド

・映像研には手を出すな!

・推しが武道館いってくれたら死ぬ

・SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!!

・ドロヘドロ

・ハイキュー!! TO THE TOP

・ランウェイで笑って

・へやキャン△

・マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝


なんだかんだで見そう

・異種族レビュアーズ

・異世界かるてっと2

・痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

・インフィニット・デンドログラム

・空挺ドラゴンズ

・恋する小惑星

・ソマリと森の神様

・とある科学の超電磁砲T

・22/7

・ネコぱら

・はてな☆イリュージョン

・ヒーリングっど♥プリキュア

・pet

・魔術士オーフェンはぐれ旅

・群れなせ!シートン学園


時間があったらでいいか?…..

・織田シナモン信長

・虚構推理

・地縛少年花子くん

・number24

・プランダラ

・宝石商リチャード氏の謎鑑定






注目度を問わず、30本弱一通り観て印象的だったのは、依然として供給され続けている異世界物(ここで云う異世界物とは、現代人がリアルなゲーム世界で異世界を堪能するかのように居つく物や、召喚される内容の物のこと)が落ち着き、色物ファンタジー作が増えたことと、生き物を様々な角度から愛でる作品が纏まって吐き出されたことだった。あまりの”お下品”ぷりに放送を取り止める局まで出る始末になった「異種族レビュアーズ」のような物から、人ならざる者が人の子を連れ旅をする「ソマリと森の神様」のような王道ファンタジーまでバリエーションが豊富で、食すことを前提としたドラゴン狩りが普通の「空挺ドラゴンズ」が地上波でも放送を開始するなど充実極まりない年明けと言える。動く「ドロヘドロ」が観れるだけでおじさんなど昇天してしまいそうだ。

かつて人が奴隷や食べ物のように扱われていた世界観で、それが普通のことだからまるで悪意は無いのだけれど、ヒロインである少女が人間であることを隠しているだけに、ほのぼのした空気が一変する瞬間があって、ただの萌えアニメでは味わえない情緒がたまらなく良い。まだこんな引き出しを隠し持っていたのだなと思わされる”水瀬いのり”の演技も見所だ。

連載開始時の雑誌が死のうと関係なく尻上がりにファンを増やした異作がとうとう動く。しかもほぼ違和感無しにそれを堪能出来るのは奇跡のようだった。



動物ネタは正直子供ネタと同じくらい鉄板なので、そこそこポイントを抑えていれば、そこそこ成功して当たり前なので、それほど期待せず観始めるわけだが、今回は期待していない分面白さが倍増しているように思えてならない。見た目だけ獣が混じっているSHOW BY ROCKの新作は当たり前のようにキャラが見た目だけでなく行動やセリフ込みで可愛らしく、毎話「かわいいかわいい」と独り呟いていて俺キモいし、猫が人型をしていて人に飼われているというマッチョな(草薙◯子曰く)設定の「ネコぱら」は、男の脆弱な欲望部分だけでなく猫が思った以上に猫で悪く無い。前期の「BEASTARS」のように肉食草食動物に人間まで混ぜた「群れなせ!シートン学園」もテンポよく動物の特徴を活かしたエピソードを盛り込んで来るから素直に楽しめた。戦国武将が現代でペットの犬に転生しているという「織田シナモン信長」も一発ネタとしては馬鹿馬鹿しくて良い。今年のアニメは獣中心で回るのだろうか?

猫派だが、犬もいいなぁ.....


今期最も注目されているのは、間違い無く「映像研には手を出すな!」だと思うので、そこはあえて触れないでおく。あれは誰かに何か言われて見るものじゃない。自分の眼で本能のまま味わうべき作品だと思うから。理屈なんてものは蛇足でしかない。それはそれとして、映像の力と声の重みが非常にマッチした物が多いなと感じるのも冬アニメの特徴だろう。犯行現場に残留した犯人の殺意を検知採集して、イドと呼ばれる無意識世界を構築し事件解決の糸口にするという「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」の殺伐とした色使いと”酒井戸”演じる津田健次郎のぼそぼそ声はこれ以上ない黄金比と言えるし、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」も、女性が女性アイドルに夢中になって推しの名を全力で叫ぶ事に特別さを感じさせられる。無声作品には無声作品の良さがあるので、それらが必須で切っても切れない物だとは言わないが、それぞれが噛み合う仕上がりになっていなければ、これほど印象に残らないのも確かなのだ。絵だけでも動きだけでも音だけでも声だけでも意味はない。此処に欲しいと思ったパーツがぴったり収まることが大事なのだろう。

「羊たちの沈黙」に毒されて以来、こういった作品に目がない。おじさん受けしそうなので、円盤はあまり売れないんだろうな...

アイドルの追っ掛けの実情をあまり知らないため、毎話その情熱に気圧されている......



とかなんとか書いてみたが、きっとそんな決めつけこそ物造りの弊害になるのだろうなとも思ってしまう。

千差万別、作りたいように作って、それを好きと思える人が応援すればそれで良いのだ。


posted by lain at 15:59北海道 ☔アニメ