もうすっかり冬を噛み締めている私ですが、まだ降ったり(雪)溶けたりを繰り返しているものだから何かと不安定で疲れが溜まってきました。それに比例するように積みアニメも増え、もう2/3クールが終ろうとしているのに10月放送分を観ていたりするから絶望的な気分です...
絶対最後まで見るぞっ!作品
・あひるの空
・歌舞伎町シャーロック
・この音とまれ!(第2クール)
・
PSYCHO-PASS サイコパス3 ・食戟のソーマ 神ノ皿
・ハイスコアガール II
・旗揚!けものみち
・バビロン
・BEASTARS
・Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-
・星合の空
・僕のヒーローアカデミア(第4期)
・魔入りました!入間くん
・ラディアン 第2シリーズ
割と良いのでは?と普通に思った作品
・アズールレーン
・俺を好きなのはお前だけかよ
・真・中華一番!
・慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~
・超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!
・無限の住人-IMMORTAL-
・セイス・マノス/Seis Manos(Netflix)
なんだかんだで観ちゃうんだぜ作品
・アイカツオンパレード!
・ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld
・ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
・ちはやふる3
・七つの大罪 神々の逆鱗
・ノー・ガンズ・ライフ
・Fairy gone フェアリーゴーン(第2クール)
・本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません
面白いような面白くないような......作品
・アサシンズプライド
・アフリカのサラリーマン
・戦×恋(ヴァルラヴ)
・警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-
・放課後さいころ倶楽部
・ライフル・イズ・ビューティフル
・私、能力は平均値でって言ったよね!
まだ観れないよね....作品
・Levius(11/28〜Netflix独占)
北海道の目線で言わせて貰うと、BSでも放送しない作品というのは本当にしんどい。スマホのアプリ関係でテレ東が見れたり、ネットで見逃し配信なども行われているけれど、放送局によって視聴の仕方を変更しなければならないというのは非常に面倒。おじさんとしては、さっさとネット配信は一本化(各種有料ネット配信サイトが独占で集客したい気持ちは分かる。分からないのは地上波をメインの場として番組を作っている各社の話)して欲しくてたまらないし、「サイコパス」や「ちはやふる」ほどの実績がある作品まで放送しない北海道は意味がわからない。混沌としてきた放送業界の多様化の波を、ストレスフリーで纏め上げることが出来るアプリの登場が待たれる時代です.....
それはそれとして、今回はかなり困っています。豊作と言って良いシーズンになってしまっているから。オリジナル作品から、いつものラノベ作品、そして待ち草臥れた分割クールの続編達まで時間が幾らあっても足りないほど”観れる”レベルの作品が並んでいます。この物量を用意した業界の人達には「身体と心は大丈夫ですか?」と言いたくなる。流石に作画枚数を減らしていたり、質を下げていたりもするけれど、アズールレーンのようにキャラ愛だけは忘れず絵をコントロールしている作品が多いので、中身が空っぽでももう少し観てみようかしら?と思ってしまうから泥沼であります。
今期一番面白く感じているのはなんだろう?と考えると非常に難しい。スポーツ青春物なら二つの空がそれぞれ違う切り口で面白く(「あひるの空」「星合の空」)、異世界コメディならモンスターを力づくで手懐けてしまうプロレスラーがヤバ過ぎる「旗揚!けものみち」や、親に売り飛ばされ悪魔の孫に収まった少年のドタバタが微笑ましい「魔入りました!入間くん」、駄女神視点での進行がなんとも言えない「慎重勇者」を観ていれば間違いがない。
こんな勇者今まで見たことないw
ファンタジー世界じゃない赤根和樹作品は新鮮。
神田川でどうこうする中身空っぽエロ作品については触れないでおきますが、お色気を含む作品もなかなかそれだけじゃないところがあって割と続けて観てしまっています。例えば「俺を好きなのはお前だけかよ」の、主人公好き好きオーラ出して身体を密着させてくる女子が本当はそうじゃないところだとか、主人公がお人好しのゲス野郎という気分の悪さであったり、でも一番まともでエロいのはストーカーの少女だという展開にはアホ(褒めてる)かという言葉しか見つかりません。ただこの作品、少女たちの可愛さ以上に主人公役の山下大輝の怪演が見所なので勘違いしないように(真顔)
清々しいほどの悪意が気持ちいい
これだけの数が毎回のようにアニメ化されていると、制作サイドもネタ的にかなり行き詰まって来ているようで、なんとか一捻り加えてどうにかしようというのが伝わってくる(特に異世界物の飽和状態など見るに堪えない)わけですが、舞台を歌舞伎町にしてホームズに落語までやらせる「歌舞伎町シャーロック」のような構成力があると話が変わって来ます。大小、草食肉食を問わない動物達を擬人化させた学園物「BEASTARS」なども、動物の本能と理性を揺さぶる繊細な部分に全力を注いているから外連味を忘れて観てしまう。要はどんなに奇を衒っても、調理次第なのだという話。
諏訪部ハドソン夫人を、シャーロキアン達に見せたくて仕方ないw
宝石の国とはまた違うオレンジの仕事っぷりが好き
もう書いているだけで、各作品のシーンが浮かび、お腹いっぱいになって来ましたが、まだ「バビロン」が残っているからそうはいかない。今回珍しく刑事(デカ)物が多く、その筆頭がバビロンだと思っています(サイコパス3の45分構成等の新たな試みも勿論素晴らしいと思ってる)。死に対するアプローチに毎度唸らされる”野崎まど”原作で、厳密には刑事ではなく検察官の話ですが、とある事件の捜査で政治絡みの大きなヤマにぶつかり、政府の”新域”構想を私物化した者達と相対することになるというのが非常に硬派で良い。しかも野崎まどだから、ただで終わるわけもなく、とんでもなく恐ろしい女と共に死について考えろと言ってくるからたまらない。絵と声の演技で鳥肌が立ったのは久しぶりの体験(第2話)でした....
もう流石に良いでしょう。続編物の良さはいつも通り割愛します。新・中華一番!で旧アニメ版の思い出話をするのもあれですし、FGOアニメも作画こそ綺麗ですがゲーム版未プレイの人には勧められません。少し心残りがあるとするならアクの強い海外アニメ「セイス・マノス」のゾンビっぽさがある任侠展開は意外や意外で面白いから暇なら観て欲しいし、原作の絵に寄せた「無限の住人-IMMORTAL-」のツダケンさんの格好良さと、それに食い下がろうと必死な佐倉綾音を味わって貰いたさはあります。ついでにスチームパンクっぽさがある「ノー・ガンズ・ライフ」のお茶目なハードボイルドさだってスルーするには勿体ない。
本当はガッツリ切りたい。時間は有限過ぎるから。それでなくとも寒くなって心身を削られる季節。大した充足感を得られない作品に費やす時間などありません。でも、それを今期はなかなか許してくれそうにない....