何かとTwitterで知ることの多い僕は、MGSの20周年ですらTwitterに教えて貰った。
今からちょうど20年前、1998年9月3日に『METAL GEAR SOLID』がプレイステーションで発売されました。 #MGS pic.twitter.com/fyYVajobzM
— メタルギア公式 (METAL GEAR) (@metalgear_jp) 2018年9月3日
MGS、すなわち「METAL GEAR SOLID」とは、本当に長い付き合いになった。小島秀夫さんのことをよく知らないまま「ポリスノーツ」にハマり、”お前それなら「スナッチャー」は外せないだろ”と友人に言われ散々遊んだくせに、何故かMGSには直ぐ飛びつかなかった。当時あまりアクションゲームをやっていなかったせいもあるかもしれないし、単純にお金が無かったのかもしれないが、どうしても詳しい理由は思い出せない。散々友達に面白いぞと言われ(スナッチャー勧めたのと同じ男)やらずにいられなくなろ中古でも安くない時期にゲ◯買ったような記憶だけ残っている。
ディスクナンバーが漢数字なのが非常に格好良く思えた
今じゃ見かけなくなった説明書のスネーク。バンダナが無かったら最近のMGSから入った人にはスネークだと分からないかもしれないくらい顔が地味。
正直言って結構手こずった。有り体な言葉で言うところの映画的演出の数々と、潜入と言う新たな遊びの姿や膨大な道草要素(無線、サイコマンティス、ゲームオーバー画面、etc.....)が無ければ心が折れていたかもしれない。数年前に再度プレイした時など「本当に俺はこんな難しいゲームをクリアしたのか?」と半ば呆れながら思ったものである。MGSシリーズで一番難しいのは初代だと皆口を揃えて断言するに違いない。
でも、その難しさのせいもあって、僕の中でのMGS愛は強くなった。簡単に終わらない時間だったからこそ心に貼り付いて剥がれないのだ。年々ゲームをみっちり遊ぶ余裕が心身から失われ、マルチ対戦ゲームばかり遊び、気が向いて何かのキャンペーンモードを遊んでもイージーでサクッと終わらせてしまう昨今、MGSと過ごしたあの頃がいかに幸せな時代だったかと思い知らされる。
せっかくの20周年だから、MGSとMGS2を動く漫画風に楽しめるDVD「メタルギアソリッド バンドデシネ」を久々に観ていた。
キャンベル大佐や
オセロットや
サイボーグ忍者がこんなにもクールに(言ってみたかっただけ)
MGS1の荒いポリゴンとアシュレイ・ウッド氏の絵のテイストの相性はばっちりだ
愛すべき登場人物達を前にしてくどくどと言うのもなんだが、コナミと小島秀夫さんが決別した経緯は非常に残念で、その後のコナミのMGSシリーズの扱いに関しても不安しかないけれど、小島さんだけでMGSは作れなかったのも確かであるし、コナミにはコナミの言い分もあるのだろうと、今は思わなくもない。まだ無理かもしれないけれど、いつか自然な形で小島さんの元にMGSが戻って来たらと願わずにいられない。
もうMGSは、小島さんだけの物でも、コナミだけの物でもなく、MGSを愛する者全ての物だと思うので、最良の環境で新たなMGSが作られることこそ大事ではなかろうか?...........
何はともあれ20周年おめでとうスネーク......