いつも僕らの傍らにいた石塚運昇さんは、もう帰らない

昨日は、父であり師であり、時には宿敵でもあった石塚運昇さんが亡くなったというニュースに狼狽えてしまった。




勿論文字通りの間柄だったわけではない。知人ですらない。でも、いつも僕の”側”にはいた。

肉抜きの青椒肉絲を振る舞い、ピンク色した魔人のお世話を焼き、政治家の二枚舌で大勢を不幸に陥れ、AI機とデカルチャーな相打ちを演じた運昇さんは直ぐにでも思い出せる....





あまりにもショックだったため、顔を合わす同僚みんなに運昇さんの訃報を伝え歩いていた。アニメだけでなく、吹き替えやナレーションでも活躍していた方だから、「石塚運昇さん?知らないよ?」という人でも、役名をいうだけで「あぁ!」となっていたのが印象的だった。

つい先日視聴を再開していた海外ドラマThe100/ハンドレッドでも重要な役柄を担当していたのだが、昨夜続きを観ていたら、丁度その運昇さんの持ちキャラが死んでしまう回で、妙な運命を感じてしまい辛かった.....








何度目か分からない大御所声優の早過ぎる死。たまには”100歳を超えてなお現役“くらいのニュースが聞きたい。

違う誰かに成り切るのは、いろんな意味でストレスが溜まる行為で、それを発散するためタバコや酒をたしなむ人も多い。運昇さんが酒好きでヘビースモーカーだったのかは知らないが、声優全般酒好きは多いように思う。

あの深みのある声を生んだ土壌が、そういった環境によるものである以上、体に悪いものはやめろとか言うつもりも無いが、まだ見送る準備もできていないうちに逝かれてしまうと、止め処もなく「何故?」の気持ちが溢れてしまうものである....



本当にお疲れ様でした......





posted by lain at 07:15北海道 ☔雑記

13話 × 約40分 = お盆終了 「THE 100 / ハンドレッド シーズン4」海外ドラマ/感想

長いようで短いようで、やっぱり長いような気がするお盆休みの四日間が終わった。

初日に映画へ行きラーメン&餃子で〆、次の日はダラダラしつつ姪っ子とミニスーファミを遊び、三日目は掃除を少しした後寝倒した。


そして最終日である昨日は、相変わらずの悪い意味での諦めの悪さが出てしまい、日がな一日海外ドラマに費やすという暴挙に出た。

果たして本当に長めの連休というのは必要なのだろうか?

豚に真珠、猫に小判、俺に連休......くらいの話に思えてならない.........


で、ハンドレッドのシーズン4の話なんだけど、AIが強引に電子の世界へ人間を誘おうとしたのを防いだは良いが、相も変わらずの利己的な人・人・人の協調性の無さが途切れる間もなくトラブルを提供するものだから、毎話イライラモヤモヤしっぱなしで本当に悪趣味だった。

思い返せば開始当初から悪趣味な話ではあった。地上に住めなくなり衛星軌道上のステーションへ逃げた人々が、今度は資源不足で宇宙でも暮らせなくなりそうだから、食い扶持を減らすついでに今の地球の状況を調べて来いやと、18歳未満の囚人100人を地球へ送り込むという血も涙もない冒頭なのである。

ステーション育ちが初めて目にする美しい大地に「なんだ地球大丈夫じゃんw」と思ったのも束の間、地球で生き残っていた人類と生存を賭けた争いを繰り返すことになってしまうし、同じ境遇の者同士でも諍いが絶えず、誰もが自分のことを考え行動するから、いつまでも混沌が収束しやしない。あまりにも相手に弁明の余地を残さず、信念とも思い込みともつかない頑強な心で死を呼び込む人間しか出て来ないものだから”もう少しなんとかならんの?”と、何度深いため息が出たか分からない。環境が環境であるし、こんな極限状態ならそうなのかもしれないけれど、上手く行きそうで行かない繰り返しは非常に疲れる......








そんなに言うなら観るのをやめれば良いわけだが、なんだかんだアホ共に愛着が湧いてしまって先が気になってしまうから困る。いっそ打ち切りにでもなってくれれば諦めがつくのに、なんだかんだでシーズン5まで到達してしまっているから驚きだ。

2度目の核汚染を生き抜いた者たちが、この先誰の命を糧に生き残ってゆくのだろうか?ここまで来たら完結するまでやって欲しい。

じゃないと、死んでいった奴らも浮かばれないだろう.....









関連過去記事

ちょっぴり長いが普通に観れる普通のジュラシックシリーズの系譜「ジュラシック・ワールド/炎の王国」J・A・バヨナ(監督)/感想

道産子には少々辛い暑さが和らぎ気持ちに余裕が生まれたのか、5度目の恐竜の夏を味わいに劇場へと足を運んだ。




ストーリーとしては、ジュラシック・ワールドだった島の火山活動が活発化し、そこにいる恐竜を国で助けるべきか否かというところから始まり、恐竜の保護運動家や世捨て人になっていたメインキャストの二人が、ハモンド(初代パークの生みの親)の盟友だった富豪の助けを受け恐竜を救うべく島へ戻って行くも、利用されるだけされて置き去りにされそうになる。富豪に取り入り側近となった男が恐竜で一山当てようとしているのを止めることはできるのか?.....と、展開していった。

ジュラシック・パークでの教訓を活かし、事件から22年ぶりに恐竜のテーマパークを復活させた連中が、失敗まで真似て大惨事を引き起こしたジュラシック・ワールドの続編なわけだが、1作目から撮影技術は比べるまでもなく向上しているのに、やっていることはあまり変わっていなくて、映画として目新しいことは何もなかった。教科書通りのアングルで撮られている印象で、ハズレが無いだけでアタリも無いように思えた。恐竜一頭一頭の動きや表情もとても豊かで素晴らしいが、逆に豊か過ぎてリアリティを損ない始めている。一緒に観に行った友人は「まるでディズニーみたいだ」と言っていた。結局最後は特定の恐竜との絆に物を言わせるし、ゴジラみたいな扱い(ゴジラは続編以降、他の怪獣を倒してくれるヒーローのような扱いになっていた)になりつつあるTレックスをオマケ程度に出してしまうのだからそう言われても仕方ないだろう。



とは言え、娯楽としてはよく出来ている。噴火で閉ざされる島に取り残されるブラキオサウルスのシルエットの見せ方や、萌えと笑いのバランス、恐竜を復活させたことで得た技術の転用による罪の形などなど、この映画を構成する個々のパーツそれぞれは結構楽しめる。個人的に面白かったのは、出資者の富豪の孫娘が、男女のメインキャストが横並びになって怖く無いからこっちにおいでとやっているシーンで、直に顔を合わせたことのある女性ではなく、ラプトルの飼育ビデオで見たことがあるだけの男にガシっと抱きついたことだった。


”こいつ肉食系だぞ”


と暗がりでほくそ笑んでしまった。

スクリーンショット 2018-08-13 9.28.02.png






息の長い作品の続編は難しい。これまでのイメージを壊せないのに壊さなければならないから。

キャストも製作陣もその多くは子供の頃にジュラシックパークを”訪れている”人たちであるし、自分の頭にこびり付いたジュラシック・パーク像を再構築するのは大変なことだろう。懐かしの人を再登場させるのも嬉しいと言えば嬉しいが、新三部作の最後を飾るであろう次作品で、何処までオリジナリティを発揮出来るかのか?あまり期待しないで待つこととする....

IMG_8579.jpg
IMG_8592.jpg











関連過去記事

posted by lain at 09:32北海道 ☔映画