どれだけ陳腐になろうとも、見捨てられない奴らがいる「ウォーキング・デッド シーズン8」FOX/海外ドラマ/感想

※ネタバレ感想







最後まで観てしまうのを躊躇っていたシーズン8をとうとう観た。

今シーズン、カールの死以上の物はもう無いだろうから、ニーガンに関してはまあそう落ち着くよなと思っていた通りの収束だったが、分かりきっている結末を少しでも緊張感のあるものにしようと、若干の含みを持たせるためユージーンの怒りを強調してみたり、幾度となく憔悴したリックの未来(ニーガンとの闘いを終えたニックの回想シーンとも取れる)の姿を見せて、暗に不幸な結末を連想させようという誘導的引き伸ばしが少々鼻につく演出だったように思う。




唯一良かったのは、今回はそれほどクリフハンガー的最終回ではなかったこと。ニーガンを生かしたことに不満な仲間たち(ニーガンに監禁されていたダリルや、グレンを殺されたマギーなど)は何やら不穏ではあるものの、優しいだけのドラマならばこのまま完結しても良いくらい綺麗な幕引きだったと思う。幼き日のカールと、保安官姿のリックが並んで歩く後ろ姿、これ以上の最終回などありえるだろうか?....

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これまで利害が一致しない者達と殺し合いを繰り返してきたリック達。

ニーガンの生を選んだことで固い絆にヒビが入ったようだが、シーズン9ではどんな遣る瀬無い展開になってゆくのだろうか?

ゾンビ物のお約束を守るのであれば、完全なるハッピーエンドはありえないわけだが、そろそろ終焉のことも考えたドラマ作りを考えていって欲しい気はする。



3月に発売されたばかりの原作コミックにほぼ追いついた(最新刊はS8から2年後の設定)形でありながら、今年の秋にはシーズン9を放送するというウォーキング・デッド。また新たな脅威(人々)を登場させるらしいが、またお客を失うことにならなければいいなと思う。

どんなに陳腐になっても、もう彼らを放っておくことは僕には出来そうにないけれど.....