やっぱり現実は怖いっていう話「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」伊藤智彦(監督)/A-1 Pictures(制作)/感想

※ネタバレするよ




昨日は4月1日のエイプリルフールということで、当然のように嘘のニュースが飛び交い、簡易的に作られた1日だけのコラボゲームなども多くの人たちが満喫していた。


Google Japan Blog: Google マップでウォーリーをさがせ !(4/1から1週間Googleマップ内のウォーリーをタッチすることでプレイ可能)






スクショだけの嘘新作ではなく、ちゃんと遊べる嘘ゲームが増えて来て面白い。まあFGOのはかなり単調なゲーム内容で椅子に座りぐるぐる回っているだけでクリア出来るのだけど、近々始まる2部の前に「あぁ、こいつはこういうやつだったなぁ、この章はつまらなかったなぁ.....」と、各章を振り返るにはもってこいな感じはした。ARゲームならではのキャラクターを風景と絡めて写真を撮る遊びにも良いアプリであるし、1日だけしか使えないのはやはり寂しいかもしれない。

昨日は他にもAbemaTVを試していた。劇場版SAO オーディナル・スケールがまさかの放送されると聞き、放送時間までペルソナ3の一挙放送やスペインサッカーなど色々と見させて貰った。GYAOが登場した時も凄い時代が来たと思ったものだけど、無料でここまで見れるようでは地上波の存在感はどんどん薄らいでしまうなぁと感じた。

SAOの劇場版放送は前々からアナウンスされていたらしいが、4/1になって知ったため”嘘じゃないの?”と勘ぐってしまったけれど、アスナのお色気シーンの一部以外はちゃんと放送されて楽しめた。




これまでフルダイブのVRがテーマだったSAOが今更AR?と、本作の予告を観た時は思ったものだが、偽物の世界を偽物と知りつつ楽しむVRと、現実の世界を侵食するARの対比を見せられているうちに、ネタとしての鮮度は悪くないなと最後には思っていた。

オーグマーというARマシンを使って遊ぶオーディナル・スケールというゲームを使い、SAOから帰還したプレイヤー達をおびき寄せ、SAOの世界に居た頃の記憶を抜き取って、1人の女の子に関するデータを集めAR内で復活させようとする悲しい男たちにキリトたちが立ち向かうという脚本はなかなかに面白く、ARが肌に合わないキリトの置いてけぼり感や、アスナがキリトとの記憶を失ってゆく設定にも擽ぐるものがあった。

しかし、尺が尺だけに掘り下げられない部分が多く、シリーズが続いた分、あいつもこいつもと登場させ始めると接合部が怪しいことになっているのは否めなかった。ARならではの危険性や、ARアイドルの存在、妄執に取り憑かれた者たちの想いの深さも含め、これがTVシリーズならまた違うアプローチが出来たのだろうなと思う。アスナの記憶の失い方も、あまり上手く表現出来ていなかったかな........




娯楽作としては普通に楽しめたのは間違いないが、それもこれもAbemaTVにて無料視聴出来たからというのは大きい。SAO以上にAbemaTVを楽しんでいるような節もあった。

今年はガンゲイルオンラインの番外編アニメや、新作のソードアート・オンライン アリシゼーションも控えており、まだまだSAOの世界は広がり続ける。

基本的にはベタな様式美が売りなのは分かっているものの、SAOの真の面白さは現実と非現実の関わり合いの少し先の未来の生々しさを描くことにあると思うので、そこだけはブレないで行って欲しいと思った。




早くフルダイブ時代来ないかな.....ボソ


posted by lain at 07:03北海道 ☔アニメ