Xの名の元に

ふと気づくと、寝ても覚めても触っていたXboxよりも、PSを触る時間が長くなってしまった私だが、いまだに360全盛時の思い出がXboxに淡い期待を抱かせる。


野暮ったいサイズと重量感の初代Xboxでもって参入するも、洋ゲーやコアなゲームへの理解度が低かった当時の日本で売れるわけもなく、その反省を活かした傑作Xbox360の登場まで世界的な大企業が作ったハードの割に酷い扱いを受けた。



360は性能もさることながら、兎に角発売のタイミングが良かった。ソニーに1年も先んじ、しかも性能も良く、和ゲーRPGの大作もじゃんじゃん出したことも功を奏し、Xbox=洋ゲーというイメージは見事に払拭された。ハードの色が黒から白になったことも絶対的に好印象だったろう。計算され尽くされたコントローラー、ゲームを隅々まで遊び尽くすのにもってこいな実績システム、地味に毎回楽しみにしていたインサイドXboxなどなど、本当に宝の箱だった。


しかし、徐々にPS3の開発環境が整いソフトが揃い始めると、据え置き機が売れない時代に転換して来たことも重なり売り上げもがくんと落ちてしまい、当然有力な和ゲーの発売もPS3へ移行。ネット対戦などが有料会員で無いと遊べないこともネックになってユーザーがどんどん離れていった。




それでも熱心なファンは期待していた。きっと次も凄いものをくれるだろうと。Xbox Oneはそんな大きな期待を背負うハードだったのだ。


だが待っていたのはユーザーの心を打ち砕く10ヶ月遅れの発売日だった。当初のコンセプトからブレまくるMSの対応にも納得がいかず、当然のように待てやしなかった。直ぐさまPS4に飛び付くと無料ゲームとは思えないクォリティのWarframeに夢中となって、MGS4以外まともに触らなかったPS3時代が嘘見たいに自然とメインのハードがPSになった。

今もその状況は変わらない。圧倒的に買っているソフトはXboxの方が多いのに、使っている時間はPSの方が遥かに長い。映像的にはそれほど差を感じないものの、OS面での使い勝手が格段にPS4の方が良いのも大きい。はっきり言ってXbox Oneは胸を張って勧めることが出来ないハードだ。


でも、それだけの事が分かっている今もXboxを諦めきれない。いくら日本国内での展望が不明確でも、昨日発表されたXbox Oneの上位機種Xbox One Xの性能にはワクワクしてしまうし、Xbox独占(先行)タイトルや初代Xboxとの互換のニュースにはつい聞き耳を立ててしまう。


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皆がスーファミに夢中なときにメガドラを遊んでいたような捻くれ者の私にとって、Xboxはいまだ友人であり恩人だ。見捨てたくないし、見捨てられたくない。

TVゲームとはいえ紛れもないビジネスの世界ではあるけれど、この国に少なからず宿ったXboxの火を"どうでもいい"と切り捨てるようなことだけは勘弁して欲しい。


積もる話は尽きないが、兎にも角にもPS4に乗り換えた元360ユーザーがXbox One Xの登場で1人でも多く戻って来ることを祈っている......


posted by lain at 07:12北海道 ☔ゲーム