終わりと始まりが近い今だから思うこと

 ようやく待望のお正月休みに入り、存分にだらけようと思ったものの、なんやかんやで出歩いたり掃除したりでやっぱり年末は忙しい。今朝も飲まず食わずで除雪や風呂掃除に突入して今やっと人心地ついた。

 誰かが「俺が休む時は死んだ後だ」と言っていたけれど、僕はもっと休みたい...




 まあそんな愚痴も生きていればこその話。今朝ほど根津甚八さんが亡くなったニュースに気づいてしみじみそう思った。嬉しいのも腹立たしいのも哀しいのも楽しいのも、その全部が生きているから感じられる物。どんな辛い感情でも、”それ”をそれとして認識出来ることだけは喜んで良いのかもしれない。生きてさえいれば、未来への可能性は0では無いのだ。

 そんなことを言ってる僕の人生は”諦め”に染まった人生なので、某バスケット漫画のように「諦めたら、そこで試合終了ですよ」なんて胸を張って言えやしないし「生きてなんていられないよ」と思い詰めた人をどうにかしようとも思わない。他人には分からない苦しみがその人にはあるのだろうから。でも、自分より生きようとして生きられなかった人を目の当たりにして、それでもまだ生ある自分の不甲斐なさを棚上げにしてまで死にたいと口に出来る人がいるのだろうか?少なくとも僕には出来ない。最低な人間だけど、そこまで恥知らずにはなりたくはない。

 今年も沢山の人が亡くなった。テロで天災で事故で病で寿命で。人が死ぬのは何も珍しいことではないけれど、本人の意思に関わらず訪れる死は兎に角遣る瀬無い。今年一番辛かった死は、オタクな僕らしく”水谷優子”さんだった。誰にも病気のことを知らせず、亡くなる直前までラジオの仕事をこなしていた彼女の声を聴いていると、ただただ涙で前が見えなくなっていた。水谷さんと長年一緒にラジオをやってきた”あかほりさとる”氏が、悲しみと怒りがぐちゃぐちゃのまま彼女と作り上げたラジオ番組最後の収録に挑んでいたのも忘れられない。

 他にもスネ夫役でお馴染みの”肝付兼太”さん、「笑ウせぇるすまん」の”大平透”さん、プラネテスのハチマキやハイキューの烏養繋心役”田中一成”さんまで、印象的な役者さんが次々と亡くなられて辛い一年だった。実写もアニメもどんどん本格派な役者が去って行く。人生を削ってまで演技をしない若者ばかりになって、この先演じる世界は大丈夫なのだろうか?と、老婆心的な不安が頭から離れない。




「下を向くんじゃねぇー!バレーは常に上を向くスポーツだ!!」

 烏野バレー部が挫けそうな時、烏養コーチはそう言った。最高に痺れる瞬間だった。

 きっとこのシーンに心打たれた役者達が、今度は自分の番だと頑張ってくれるものと信じたい。

 死は生の糧にもなるのだから.....
posted by lain at 10:10北海道 ☔雑記

ゲームちょい齧りな季節

昨日、SMAP最後の大仕事「SMAP×SMAP」が終わったそうだ。ファンでも無い僕は勿論観ていない。

でも、小中学生の頃からテレビやラジオで馴染み深かった彼らの動向はなんだかんだ気になってしまう。一人で皆生きていけるのだろうか?と。木村以外はジャニーズから独立するのでは無いか?とまたネットが騒がしかったし、新たな仕事をしようにも、また嫌な老害の人達の手で妨害されてしまいそうな気がしてならない。

ぶっちゃけ木村くん以外のメンバーには何かと(ドラマやバラエティ)思い入れが無いことも無いので、気持ち良く芸能活動を続けて欲しいものです。


話は180度変わるけれど、年末のせいか最近財布の紐が緩い。Xbox恒例の年末年始セールでソフトを馬鹿買いしたり、たまたま寄った家電屋で福沢諭吉が消えるほどのドライヤーを汗ひとつかかずにレジに持ち込んだり、少し遡ればゲーミングチェアまでとうとう手に入れてしまった。これは本当に来月の支払いが恐ろしい.....

ここのところゲームをまともに買っていなかった反動が年末になってモロに出ている感じなのだけど、買ったソフトが軒並み面白くてお金以上に時間が足りなくなってきた。これまで発売とほぼ同時にプレイして来たForza Horizonの新作も、他にやりたい物が多すぎて買い控えていたのに、結局耐え切れず買ってしまった。オーストラリアの美しい風景を活かしたロケーション選びが本当に素晴らしく、波が押し寄せる砂浜を走り抜けるだけで泣けそうなくらい気分が良い。ゲーム性は特に変わらないものの、車の挙動やモデリングが更に緻密になったのがじわじわ伝わって来るのも感動物。レースゲームが苦手な人にも遊んで貰いたいタイトルだ。

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なぁ兄弟。大事な車、錆びちまうなぁ.....



セールとは違うけれど、Xboxのゴールド会員に向けて期間限定で無料提供中(海外)の「OUTLAST」も遊んでみた。以前日本語字幕が無い状態の体験版は遊んでみたことはあったのだけど、こうして台詞の意味が分かった方がより内容を理解出来てモヤモヤしない(逆に言葉が邪魔することも当然あるけれど)CGは360時代と変わらないレベルなのに、演出が上手いため非常に恐ろしく、ホラーゲームは映像美より演出美が命だなと思った。暗がりを歩くためにハンディライトではなくカメラの赤外線暗視機能を使ったアイディアの勝利。




そうそう、オーバーウォッチをやるようになって更に使用頻度が上がったPS4で、久々に和ゲーを予約したりもした。ニーアオートマタだ。



発表当初からキャラデザに心奪われ、ゲーム性が少々しょぼくても買う気だったのだけど、体験版をやってみたらゲーム自体も普通に面白い。技術的な面は旧時代に毛が生えた程度で、驚くべきことはOUTLAST同様に何も無いが、プラチナゲームズらしい遊び心地(ガチャ押しでも気持ち良く技が出てキャラが良く動く)と飽きさせないカメラアングルが実に良いと思った。でかいボス戦も圧巻で、ゲーム性が変わりつつ進むから攻略が楽しい。兵器として生きている主人公達の哀愁たっぷりなところで体験版が終わるのも上手い。これは先が気になって仕方なくなる。ただ、体験版終了後にストアへのリンクを踏むと、「お目が高い!」とか褒めて来るのは逆効果な気はしたw

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荒廃した地上で戦う機械人形。目隠しとドレスの黒が痺れる....

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絶望的にでかいボス。良く見ると顔がチャーミング?

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高地から飛び降りて、ジャンプボタンを押し続けているとポッドに掴まりゆっくりと降りてこれる。ついでにパンチラも見れる(真顔)

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ウォーキングのバランスが好み過ぎる.....なお、ローアングルから覗こうとすると、彼女の手で払い除けてくれるからドMは即買いしなさい(はぁと)



どこまでも自由で技術の高みにあるようなゲームも素晴らしいが、限られた範囲で最大限の深みを出しているゲームもまた素晴らしいなと思わされた。体験版冒頭のローディング画面まで褒めている人がいるくらい、この段階ではセンスが良い。

ただ、「SUPERHOT」のローディング画面の方が熱い。いや、むしろ寒いくらいに過去のOSを知る者には懐かしい。

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知り合いから送られて来たSUPERHOTなるゲームをプレイする主人公に没入し易いよう、起動画面や昔のHDDの読み込み音、更にはDOS時代のゲームをそのまんま収録したかのようなミニゲームまで、その作り込みは病的ですらある。ゲーム本編はVR訓練場のようなステージで、自分が動くと時間も動く中、詰め将棋のようにその場の状況乗り切る(銃を撃ったり投げつけたり、素手で殴ったり)とクリアとなる。ステージを進めていくとどうやらこれは普通のゲームじゃないぞと言うことになって行くようで、OUTLASTとは毛並みの違う怖さが楽しめそうだ....

ステージクリア後のリプレイ画面で「SUPERHOT!」と連呼しているのを聴いていたら心が侵されそう....




過去にSUPERHOTのようなゲームがなかったかと言えばそうでもないが、あの見事にまとめられたシュールな世界観は衝撃的。

お正月に引き篭もっても体が保つように椅子を買っておいて良かった。さっさと今年最後の仕事を終わらせてゲーム三昧としけ込もうと思う

独りでも二人でも大勢でも、小田サンタはやってくる「クリスマスの約束 2016」小田和正/TBS/感想

 これで何回目のクリスマスだろう?

 静かに窓を落ちる雪を見ながら思った。





 クリスチャンでも無いし、恋人が居るわけでも無く、あまり家族とワイワイやるタイプでも無いから、クリスマスが来ても特別なことはほとんどない。せいぜい姉の子供たちにささやかなプレゼントをするくらいが僕のクリスマスだ。

 そんな僕が一つだけ欠かさずにいるのは、小田和正さんの「クリスマスの約束」を観ること。ゲストとゲストの歌を一緒に歌う小田さんを観て、あぁ、今年も終わるんだなと、しみじみ考えるのが恒例行事。31日より25日の方が僕にとっては大晦日だ。いっそクリスマスの夜からお正月休みになって欲しいとさえ思う。キリの悪い出勤をするくらいなら、有給の一つも使って連休を繋げたくなる。



 さて、今年のクリスマスの約束だが、兎に角”宇多田ヒカル”に限る。クリスマスの約束が始まった年に叶わなかった共演が、長い年月を経て叶ったのだから。小田さんを前にしてもいつもと変わらず肝っ玉の据わった表情の宇多田。昔より遥かに歌が上手いし、感情の乗りも本当に良かった。みんな、今一度見直して欲しい。宇多田ヒカルの「Automatic」のMVを。歌唱技術もダンスも化粧も髪型も絶対ダサく思うはずだ。

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 今も眉の描き方は、個人的にどーよそれ?と思ってしまうものの、何もかも今の彼女の方が素晴らしい。女は子供を産むと段違いで深みが増す生き物だと思った。最後に小田さんの「たしかなこと」をチョイスした点も子を持つ母らしい。これからも良い人生を積み重ねて、歌へと還元して貰いたいものだ。


 宇多田ヒカルが下がった後は、まあいつもの約束だった。仕切り屋な和田唱や委員会メンバーとの息の合った楽曲の数々。普通に良い。ひとつ気になったのは、根本要さんがメガネをしていなかったことだ。一瞬誰かと思った。それはそれは若々しく見えた。

 あと”さだまさし”さんと何故音楽を続けているのか?という話になった時、そりゃ金と女と名誉だろと言われ、じゃあそれを全部手に入れたのに何故さださんは続けているのか?と問うと「もうちょっと上手くなりたいんだよな」と応え、そんな話をしているところに小田さんの練習している音が聴こえて来て「なっ?」と、さださんが言ったという話が良かった。歌手だけじゃ無く第一線に残り続けてるおっさん全ての人の動機だろう。

 もしかしたら、小田和正は老害だと、言い放つ若者もいるかもしれない。確かに全盛期の張りや体力が喉に無いし、委員会メンバーに甘えてチャレンジする気持ちも若干薄らいでいる面もあるだろう。でも、真摯に歌へ臨む小田さんはまだ折れていない。誰が何を言おうと歌っている。そして、そんなおじさんは格好良いと僕は思う。

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 少しでも上手くなるために

 それがアーティストの音楽を続ける理由なら、僕らは少しでも長く聴いていてあげたい。

 病める時も健やかなる時も〜と宣言する男女の話でもないが、その命が尽きるまで、好きな誰かには可能な限り寄り添って生きたいものである。

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 メリークリスマス🎁