アニメにも、野菜・肉・野菜のバランスが必要なんじゃ無いかと思った🍅 〜春アニメ感想〜

 毎度のことではあるけれど、1話目を見ると次も見たくなる作品が今期も豊富で、眼が回るくらい観るのが大変だ....

 しかし、それもこれも面白い作品が多いと言う贅沢な悩みなのだから、幸せなことなのかもしれない。新作に加え2期3期とシリーズが続く作品群が充実しているのも原因の一つだろう。あまりにも人気が出てしまって、キャラは据え置いたまま今度はプリキュアシリーズのように赤ちゃんをテコ入れして来たプリパラや、それと対照的なキャラを総入れ替えしたアイカツの決断も見応えがあるし、原作・作画・声優どれを取っても満足の行くジョジョや境界のRINNEや、賛否あっても頑張りが伝わる”うしとら”だって十分面白い。待ち遠しかったコンレボも最高にクールだ👍(ちょっと言ってみたかった)



 しかしまあ、原作付きや何期と続く作品の安定度は分かっているのだから、今更良さを語るまでも無いわけで、やはり番組改編期真っ先に気になるのは新規オリジナル作品が面白いかどうかになる。そういう点でいうと今期のオリジナル作品率は非常に高い。前期オリジナル作品が5、6本だったのが今期は10本近くもあり、しかもどれも質が高いと来ている。チャンスさえあれば自分達の手で一から作り出した世界をお茶の間にぶっこんで行きたいのがクリエーターの性だろうし、僕ら視聴者もそれを望んでいるわけで、こうした傾向は本当に嬉しい。

 かつてのGAINAXの魂を引き継いだと言っても過言ではない今石洋之産ドタバタラブコメ「宇宙パトロールルル子」


 蒸気機関と時代劇とゾンビの合わせ技という挑戦的な内容が懐かしのOVAを彷彿とさせる「甲鉄城のカバネリ」


 ガルパン同様にニッチな所を狙った「ハイスクール・ フリート」の視聴者掌握術


 これで面白くならなかったらおかしいだろ?と誰もが思うお膳立て(スタッフ)の「キズナイーバー」

 見れば見るほどイライラするのに見ずにいられない「迷家-マヨイガ-」

 幻想に塗れた童貞には到底描けない普通の女の子と、ふるちんでロボットと戦う侍が面白い「クロムクロ」

  
 ぞれぞれ不完全であっても光る物がちゃんとある作品ばかりで毎週楽しみで仕方ない。各製作会社同士ネタが被らないよう話合いでもしてみたいに方向性が違う物ばかりな点も尚良い。このまま最後まで事故が無いまま完結してくれることを祈るばかりだ....




 どうでも良い話だが、学園物というのがあまりにも多過ぎて個人的に最近辟易している。まったりとした女の子が可愛い物、能力者同士が戦う物、女の子しか在籍してないバイク部がある物、ダラダラする為にならダラダラしない少年が主人公の物、完璧過ぎてギャグにしかならないメガネが主役の物、どれもこれも面白いのは面白いが、何故そこまで学園物でなくてはならないのだろう?それほど現実の学園という場所はファンタジーにしたくなるほど居辛い場所なのだろうか?

 せめて青少年のリアリティある心理描写を扱った作品が一つや二つあっても良いんじゃないかと思うものの、そんな作品はたまにしか出てこない。アニメに現実を持ち込むな!と言う人もいるだろうが、それならば最初から現実世界を扱わないで異世界なりなんなりを描いた方が”嘘”の世界として入り易いと思うし、普通の生活圏を舞台に都合の良い人間関係を描いた作品は、一時幸せな気分にさせてくれても、後々アニメのキャラに対し嫉妬がもたげて来て虚しくなる.....なにより僕が既に学生で無いから共感出来ないのが大きい。

 もっと大人が主役のアニメが僕は観たい

 これが僕の本音なんでしょうね。





 とはいえ若い世代の切実さが香る作品(「ビッグオーダー」「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」「僕のヒーローアカデミア」etc...)はシチュエーションやセリフに重みがあって面白いし、すっとぼけた主人公とバイク好きの女の子達がわいわいやってる「ばくおん!!」だって大いに楽しませて貰っている。多分安定した人気を得られるジャンルに固執することが気に入らないだけなのでしょう。少々出来が悪くて原作の面白さ頼みのアニメでも、ありがちな展開に拘らなければ新鮮に楽しめてしまうし、女子が悶えるイケメン満載の「SUPER LOVERS」のように、古典ドラマさながらの落とし穴で主人公を悲劇のイケメンに仕立てただけでも、いつもの見飽きた風景が全然違う物に見えるものなのです。

 特に少年漫画やラノベ作品が良い例ですが、伝統芸能級に凝り固まった作品が癌細胞のように増え続けるのは百害あって一利無しです。

 何事もバランス。バランスが大事だなと、老婆心ながらに思うGWでした...





posted by lain at 14:52北海道 ☔Comment(0)アニメ