『お前、ちびまる子ちゃんの友蔵じゃね?』って言ってゴメンなさいサイタマ先生「ワンパンマン」ONE(原作)/マッドハウス/感想

 何処からどう見ても強く思えないヒーロー”サイタマ”が、次から次へと強そうな悪者達をやっつけていくのが気持ち良かった「ワンパンマン」のアニメが終わってしまった。物凄く寂しい。

 タイトルを知った時は、ワンパンマンって完全にアンパンマンのパクリネーミングじゃないか?と訝しんでいたのに、1話目を観たら面白過ぎて夢中になってしまった。何が良いって、一見ただの無職男であるサイタマの底の見えない強さと、それを際立たせる咬ませ犬達の存在だろう。巨大な化け物だの地底人だの最後には宇宙人までやって来て、町中を破壊し尽くしてしまいそうな勢いなのを、タイトルに偽りナシのワンパンチであっさり倒してしまってガッカリするヒーローなど、今まで一度も目にしたことが無い。相手が強そうであればあるほど、そのギャップが滑稽で最高なのである。

 



 大それたトレーニングを重ねたわけでもないのに、何故か強いサイタマの自然体な姿を見ていると、ネットの世界で最強を誇る人間の抱えた虚しさがダブってしまう。どう考えてもお家の外で自分を鍛えた人間の発想で生まれるヒーローでは無いのだ。世間一般の庶民、踏みつけられる側にいる人間の鬱憤を払拭するべくサイタマは生まれたように思えてならない。鼻もちならない態度で上から見下ろす者達を、もしも余裕でぶっ倒せたらどんなに気持ち良いだろうか?という庶民の気持ちが具現化させた現代ヒーローなのだだろう。強さをひけらかそうとしないサイタマの姿に美徳を感じるような人々が社会の限られた椅子に座ってくれれば、もう少しマシな世界になるのかもしれない。






 アニメは7巻辺りのダークマター編で終わってしまったから、まだ10巻までしか出ていないうちは2期製作決定!の情報は出て来ないだろうし、コミックを8巻からでも買おうかと考えていた矢先、原作の元になった本家ワンパンマンなる物が存在することを知り早速読んでみた。

 ONE氏と言う人物がWEBで公開しているのだが、何処ぞの漫画家のネームより絵が雑である。にも関わらず、元々特殊な主人公であるサイタマや敵キャラのシュールさが、この絵だと更に際立ってたまらない。下手なのに勢いを感じるざっくりとした作画や四コマ漫画のようなテンポ感は、人気の漫画家や優秀なアニメスタジオの洗練された技術でも出せない味がある。一度でも本家のワンパンマンを読んでしまえば、これが紛れも無いワンパンマンだ!と、つい拳を握りしめてしまうのでは無いか?とさえ、ちょっぴり思った。

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こんなダラけた奴にやられてしまう連中が可哀想であるw
  
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あたまでっかちな連中の語りなんて...
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一蹴





 格好悪いのに最強に格好良いヒーローサイタマ。

 今日から君もヒーロー目指さないかい?


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ふつー!






posted by lain at 07:15北海道 ☔Comment(0)アニメ