ヒデちゃんと遊ぶ子、この指止まれっ☝︎

 どちらでも良いような事や、責任の所在が曖昧な案件へ、いちいち重箱の隅を突くような真似をする親会社に腹立たしい思いをさせられた翌朝、それらが全部吹き飛ぶようなニュースが舞い込んで来た。”小島秀夫”監督がとうとうコナミを退社したのだ。

    




 コナミの公式発表によれば、契約満了による退社とのことだが、無論僕らは埒外の人々には契約の満期など知る由も無かったし、MGS5 TPPを出して間も無い時期だから、引き継ぎ云々で3月いっぱい辺りで辞める辞めないの話になるのでは無いか思っていたから軽く驚いた。直ぐ様、新たにコジマプロダクションとしてソニーとの契約を行い、早速新会社のロゴや、ソフト開発への理念を込めた小島秀夫監督らしいポエミーな文面が公式HPに上げらているのを見る限り、もうかなり前から準備されていたようである。











 何にしてもめでたい。いっそド派手にクリスマスやお正月に発表と言うのでも良かったが、年内に決着をつけた方がすっきりするだろうし、僕個人のタイミングとしてはこれ以上無いくらい丁度良く、保守的で展望も無い連中の下らない横槍なんぞに負けてられるか!という気持ちが高まって元気になれた。わざわざソニーの代表が動画で迎え入れるような人物を放出したコナミは、いずれ後悔することになるだろう。

 早速さあ、今こそ小島秀夫艦長の指揮するエンタープライズ号....ではなく、新生"コジマプロダクション"に集う時だ。腕に自信がある人もそうで無い人も、物作りを心から愛する人なら是非駆けつけて欲しいものだ。僕は根性が無いので遊ぶ専門で協力させていただくことにする。







 思い返せば小島監督とは長い付き合いである。まだ小島監督作品だと知らずに買って挫折したFC版の「メタルギア」や、これやりたい!と思ったらPC-9821版だと知って(自宅にはPC-9801しか無かった)、その後3DOやPS・SSで発売されるまで遊べなかかった「ポリスノーツ」も良い思い出。初代MGSでようやく小島秀夫の名前を腐った脳みそに刻んでからは、いつもその動向が気になって仕方なかった。新たなPSが出る度、その性能を限界まで引き出したかのような高品質の遊びを発表し、何度となく驚きと興奮を貰ったものだ。

 この先、小島監督の代名詞と言うべきメタルギアシリーズが、どう扱われて行くかが少々気懸りではあるものの、サイレントヒルの新作のお試し版であった「P.T.」で試みられた新たなホラーゲームの姿はまさしく革新的であったし、もしもメタルギア抜きでも、いや、逆に抜きであるからこそ発想に枷が無くなり、今こそ自由で挑戦的なゲームを小島監督は作れるに違いない。




 コジマプロダクションと言う古くて新しい名を持つ船の旅は始まったばかり。いつになるとも知れぬ小島秀夫製ゲームが今から楽しみで楽しみで、無駄に期待ばかり膨らませてしまう僕であった。






小島秀夫 (@Kojima_Hideo) | Twitter

コジマプロダクションHP https://t.co/yBi6diMP1l
posted by lain at 06:45北海道 ☔Comment(0)ゲーム

僕らの歴史には、まだ続きがありそうだ....「坂本真綾 LIVE TOUR 2015 - 2016 "FOLLOW ME UP" わくわくホリデーホール (札幌)」/感想

シングル曲ばかりである「FOLLOW ME UP」を聴いた時、僕はとある確信に近づいた。

もう、真綾に心から感動出来ないのでは無いかと言う想いにである。




何故にそう感じたのかは、前回書いたから省くとして、もしも今回のライブに行っても同じように感じたら、それこそ本当に距離を置こうと思っていた。かつて無い気持ちの変化を抱えながらのFOLLOW ME UPツアーだったのだ.....






思い返せば「かぜよみ」がターニングポイントだった。

菅野よう子さんの手を離れ、アルバムごとに自分の色を深めて行く真綾に、僕は一人置いて行かれたような気持ちが募っていた。それは、まさしく彼女が大人として素敵な成長を遂げている証拠なのだから喜ぶべきことであるのに、まるで自分の手のひらから飛び去って行く雛鳥を寂しく見守る親鳥のように寂しさばかりが深まった。しかも僕を渦巻く感情は、そんな高尚で綺麗な物でもなく、普通に嫉妬と言う名前が付いた感情が入り混じるからタチが悪い。

僕の複雑な想いなどつゆ知らず、今度の20周年も兼ねたツアーでも、彼女は光り輝いていた。赤と黒のチェックのノースリーブとパンツルックで颯爽と登場し、”FOLLOW ME UP” ”Gift” ”SONIC BOOM” としっとりと歌い上げる彼女の姿はまさしく大人の女性の色香である。その後はノリの良い曲も無論披露したものの、全体的には落ち着いた大人のライブを見せつけられた。20周年らしくアルバム”FOLLOW ME UP”に留まらない新旧の楽曲が飛び出したから、こちらも新旧のファンが大いに賑わい、”空気と星” ”DIVE”に僕も思わず顔が綻んだものである。



坂本真綾という星を中心に回るセットやバンドのメンバーも素晴らしいの一言。特に真綾の恒例衣装替えの場繋ぎで”DIVE”から”Tシャツ”にかけて、ピアノの河野伸さんとパーカッションの三沢泉さんが見せたセッションは壮大な風景を僕らの胸に刻んでくれた。ドラムの佐野さんも相変わらず見てて飽きないパフォーマンスである。ある意味において、出落ち感のある真綾に目が慣れて来ると、見てるだけでドラマが生まれて来そうなステージ作りの素晴らしさが見えて来て、照明効果の凄さも存分に体感出来た。いままでも完成度の高さは感じていたけれど、また一つ階段を上がったのでは無いだろうか?








歌を演じているような坂本真綾を観ていると、舞台役者らしい礼で始まり礼で終わる姿一つとってもそうだが、何を差し置いてもまず舞台役者なのだと痛感し、アルバムとライブはやはり別物だなと、良い意味で気持ちは和らいでいた。また彼女の紡ぐ世界を味わいたい。そんな気持ちが自然と湧き上がっていた。これから先、さらに彼女と僕の距離は遠くなるかもしれない。でも、何度となく共有した時間は実に忘れ難い杭となって僕をまた彼女の元へ向かわせるに違いない。

もう一度、FOLLOW MEを聴きたくなる良いライブだった...





セットリスト

1.FOLLOW ME
2.Gift
3.レプリカ
4.まだうごく
5.幸せについて私が知っている5つの方法
6.homemade christmas
7.Life is good
8.色彩
9.かすかなメロディー
10.プラチナ
11.DIVE
12.Tシャツ
13.Be mine!
14.SONIC BOOM
15.アルコ
16.さなぎ
17.君の好きな人
18.Waiting for the rain
19.空気と星
20.はじまりの海
21.アイリス
22.シンガーソングライター

アンコール:
23これから
24.ポケットを空にして









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posted by lain at 07:01北海道 ☔Comment(0)音楽

平和にロリコンは必須なのかもしれない....「花と黒鋼 1巻」篠丸のどか/講談社

 論点をすり替えるのが上手い人々により、一向に解決しそうに無い世界規模の食糧やエネルギーの問題。

 今一番取り沙汰されているISに関しても、限りある資源を巡る利権争いが根底にあるのだから、もしもそれを解決出来る”何か”があれば、つい先だってのフランスにおけるテロだって起きなかったかもしれない。

 テロを起こす者達は当然赦せないが、テロの火付け役になっている先進国、とりわけアメリカは、こうしたエネルギーの問題を平和に解決出来る何にもっとお金を落とすべきなのでは無いだろうか?




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レーダーには映らない、小さく、深き、絶海の森。そこには、退屈で無慈悲な仕事を一時忘れ、大切だった「何か」を思い出させてくれる温かい有機物が存在した。座標もわからないそこにたどり着くためには、久しく硝煙と海風しか感じてこなかった我が嗅覚の奥にある懐かしい感覚を呼び戻し、自分に正直になることが、なぜか一番の道標だった。しかし、そのどこかに置いていったはずの生身の記憶の断片が、この世界の、この國のゆく先に大きな揺らぎをもたらすとは知らずに‥‥※公式サイトより



 動物や”おじじ”達と訳ありな島で暮らす少女”ルル”の元にやって来て銃を向けるものの、ルルがくれたコロッケを食べた途端コロッと籠絡して、それ以来ちょくちょく島を訪れてはルルにべったりと言う全身サイボーグの男”斉藤”を見ていたら、お前はフランケンシュタインか!と、つい突っ込んでしまった。

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 深刻な食糧難を乗り切るため、日本がいち早く国民のサイボーグ化を推進したというハードな世界観の為、コロッケの旨さを知ってしまったサイボーグの男や、ルルの面倒を見ている”おじじ”の背負った業と無垢な少女ルルとの対比がとても活きていて、ルルと言う存在が1話ごとに大きくなっていた。結局男ってのは、子供達にしか救って貰えない、しがない存在なのかもしれない。



 作画は安定しないし、メカの造形もそれほど上手く無い漫画家さんだが、SF好きならつい興味を惹かれるシチュエーション作りがなされているし、何よりルルの笑顔である。



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 生きる為に人間らしさを捨てなければならなかった者達の希望になるやもしれないルル。きっと彼女を中心に切なさと柔らかな笑顔が交錯するストーリーが展開されて行くに違い無い。

 無為に命を散らせている人々も、子供達の笑顔の為にと、銃を置く日がいつか来るのだろうか?........

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posted by lain at 07:15北海道 ☔Comment(0)漫画