こんにちはも、さようならも、ありがとうも言わなくなって「くるり NOW AND THEN vol.2 Zepp Sapporo」

穏やかな11月が続き嬉しい反面、このしわ寄せが何時飛び込んで来るか内心びくついていたら、とうとう一面雪の原になった旭川。

こりゃいよいよ出掛けたく無くなって来たぞ思いつつも、このままいつも通り家でだらだら日曜を過ごしていても気分転換にはならないだろうと思い腰を上げて久しぶりのZepp Sapporoへと赴いた。




こちらは雪がまるで無いなと羨みながら、混雑を嫌い、少し離れた駐車場に車を停め、高いビルが立ち並ぶ中へと足を運ぶと、突如現れるZepp Sapporo。何度見ても最大収容人数の割に意外と小さいさいものだと思えた。ライブ自体ご無沙汰であったし、馴染みの整列風景の喧騒も昨夜は懐かしく感じた。

昨夜のZeppは勿論、”くるり”を好きな人達が集まる夜だったので、少し年齢が高い落ち着いたものになるかと思いきや、なかなかどうして若者の姿が目立っていた。「TEAM ROCK」からの「ワンダーフォーゲル」と言う選曲にも大勢声を上げていたし、最近のくるりでは無く、この時期のくるりから入った若者も大勢いるということなのだろうか?


以前から一度是非ライブに行きたいと思っていた”くるり”ではあったけれど、コロコロと音楽のスタイルとバンドメンバーを変えるから、ここ数年のアルバムはそれほど聴く気になっていなかった為、正直不安はあった。けれど、まさかの、僕が”くるり”を好きになった理由である「TEAM ROCK」と「THE WORLD IS MINE」を完全再現(実際にはフィーチャーしているだけ)したツアーだとMCで聴いて小躍りしてしまった。事前の情報を一切頭に入れない僕の姿勢が、たまたま功を奏したようである。

"TEAM ROCK"の序盤4曲と"THE WORLD IS MINE"の序盤3曲をやったかと思えば、残りは両アルバムを上手くミックスして、「リバー」へと流れ込み、会場は大いに盛り上がった。特にこの時期のテクノな”くるり”を象徴するかのような「MIND THE GAP」から「永遠」にかけての繋がりは心地良かった。鉄オタらしさを存分に振った岸田繁さんのMCも、噺家みたいに軽快で楽しかったし、何よりバンドメンバー自体がセッションを愉しんでいるのが1番良かった。クリフ・アーモンドと岸田氏の音のぶつけ合いは空きっ腹をえぐる迫力で流石である。



こうして大好きなバンドの大好きな曲を聴いて実感するのは、幾ら若気の至りで生まれた曲であろうとも、良い曲はいつまでも良い曲だと言うことだった。次々とギターを変える岸田氏や所狭しと並ぶトロンボーンだのドラだのを目にしていると、一曲一曲の愉しさに拘り作っている彼等の姿が目に浮かんでくる。

来年で20周年で、この先50周年も視野に入っていると豪語する岸田氏とくるり。新しい曲を目指すのも良いが、また懐かしいアルバムをフィーチャーしたライブを観てみたいものだと、気の早い気分にさせられる良いライブだった。









セットリスト

1.TEAM ROCK
2.ワンダーフォーゲル
3.LV30
4.愛なき世界
5.GUILTY
6.静の海
7.GO BACK TO CHINA
8.トレイン・ロック・フェスティバル
9.THANK YOU MY GIRL
10.ARMY
11.砂の星
12.男の子と女の子
13.アマデウス
14.MIND THE GAP
15.水中モーター
16.ワールズエンド・スーパーノヴァ
17.C'mon C'mon
18.永遠
19.バラの花
20.リバー

アンコール
21.ブレーメン
22.Morning Paper
23.Liberty&Gravity


posted by lain at 07:03北海道 ☔Comment(0)音楽