お前、そんな姿で大丈夫か?(´Д` )「わたしはあなたの犬になる」都 陽子/祥伝社

 警官による犬射殺事件のせいで、もしも動物と会話ないし正確にコミュニケーションが取れればどれだけ良いだろうか?と、ちょっぴり考えたものの、完全には理解し合えない関係だからこそ良いというのもあるよなと、この本を読んで思いました。

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 少しガサツな主人公(♀)が強面なイケメンに興味を持ち、彼が授業中に自分が書いた犬のぱらぱら漫画ににやける瞬間を目の当たりにして恋に落ち、即告白するも即断られてしまう。

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 雨に濡れた姿のまま、公園で酒を飲み失恋を晴らそうとする主人公(非常に分かり易い女である) しかし飲み過ぎたせいかそのまま記憶が薄れてゆく。


 そして次に目覚めた瞬間、彼女は振られたぱらぱら漫画の彼の部屋に居た。さっきあんなにキツく拒絶されたのに、優しく介抱してくれる彼にドギマギする調子の良さを見せる彼女。

 だが、鏡に映った自分を見て更に驚くことになる。なにせそこに映っていたのは紛れもない柴犬だったのだから.....

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 普通にガサツな女子が心を閉じているイケメンの心を解き放つ系のレディコミかと思っていたら、主人公(♀)がまさかの動物に変身出来る一族の末裔とか言われて思わず笑ってしまいましたw主人公の思い切りの良さは、少なからず作者の性格が反映されているに違いないww

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 変身出来ることに味を占めた主人公(♀)が、人間の時は悪い印象しか与えられない分、犬の姿の時は彼に誰だか分からないのを良いことに兎に角甘えまくり、彼の匂いがどうのとか今だそう言えば!とか考えているとは露知らず、柴犬に最高の笑顔を見せる彼が不憫にさえ思えてくる....


 かなり拗らせた恋の叶え方だと思うのですが、ある意味お互いに理想的な付き合い方であるとも思えなくも無い。人語を完璧に理解して寄り添ってくれる犬を手に入れた彼。本当の自分では手に入れられ無い距離感に有り付けた彼女。ある意味Win-Winな関係性かもしれない。

 でも、女性はただ好きな相手の近くいるだけで満足出来るほど無欲じゃない。人として彼と完全に繋がることこそ最終的には望んでいるはず。ガサツな主人公が意を決して彼と本気で向き合う時が待ち遠しいですな。見ものですw




 同じ言語を話す者同士だから逆に気持ちを許し合えないというのも良くある話ですし、やっぱり動物とは会話出来ない方が良いんじゃないですかね?

 分かり合う努力をしたいと心から思えることこそ大事なのではないでしょうか?( =3=)








posted by lain at 07:10北海道 ☔Comment(0)漫画