本日、テレビの「電波」をいただきに参上する「怪盗ジョーカー」たかはしひでやす(原作)/寺本幸代(監督)/佐藤大(シリーズ構成)/シンエイ動画(制作)

 現実に怪盗だの大泥棒が華麗に盗みをはたらいている、なんて話はまず聞か無いけれど、物語の世界じゃ人様の物だけじゃなくて心まで盗んでしまう連中で溢れている。


 「泥棒じゃない!怪盗だっ!!」


 まるで一番大事なところだと言わんばかりに修正を求む泥棒、もとい怪盗のジョーカーも、しかと視聴者の心を鷲掴みにして行った気がする。




 幼い頃に両親を失い、怪盗であるシルバーハートに助けられ、自ら怪盗となった少年ジャック(ジョーカー)が、様々なアイテムやトリックを駆使してお目当のお宝をゲットしてゆくと言う痛快冒険物なのですが、とにかく子供っぽいキャラクター達が魅力的。ルパン三世のようにうっかりぽっかりしてばかりなのに、肝心なところでキメてみせるジョーカーは勿論のこと、彼の元へ無理やり弟子入りした忍術はからっきしだが料理の腕は抜群の忍者ハチ、一見ジョーカーより冷静で大人に見えるものの、その実ただの格好つけ男である怪盗スペード、鉄もぶった切れるダイヤモンドの剣を振り回す少女ダイヤモンド・クイーンなどなど、怪盗としては優秀だけど見た目も中身もまだまだ子供な彼らは見ていて実に微笑ましい。ラスボス以外も憎め無い愛嬌のあるキャラばかりで、幾度もジョーカーにお宝を盗まれることとなる”ミスター金有”やジョーカー逮捕に奔走する”鬼山警部”のような3、4頭身キャラも最高だ。


 少年漫画らしいテンポ良い強引さと、ちょっと勉強になるようなトリックの数々や、普段明るく振る舞っている彼ら怪盗の悲しい過去など、随所であれやこれやの良いとこ取りをし、パロディや模倣、ベタ展開もどんどんやっているのが凄く潔い良い作品でした。特に先達の影響を感じたのは、遺伝子操作で特殊な能力を身につけている喋る犬”ロコ”だったかもしれない。彼のデザインや生い立ちから香るのは圧倒的に”手塚治虫”であります。手塚治虫さんの影響を大きく受けた藤子不二雄さんのアニメを沢山請け負って来たシンエイ動画なので当然なのかもしれませんが、人間の業によって生み出されながらも、気持ちの優しさや逞しさを失わないロコのデザインに手塚作品の動物キャラと通ずる物を感じるのです。





 見所や良いところを上げたらキリが無いくらい良く出来た子供向けアニメでした怪盗ジョーカー。語呂とテンポの良いOPも病み付きになりますしね。こんなに面白い作品を狭い範囲でしか放送しないテレビ局は阿呆です。全国ネットで放送しても損は無いと思うのですが.....


 こんなん知らんかった!っていう人は是非公式が公開してる1話目を観て頂きたいです(´・Д・)」ゼヒゼヒ





♪ららら〜おちゃのこさいさい〜だいやもはいはいおてのもの〜






posted by lain at 07:10北海道 ☔Comment(0)アニメ