子供に嫉妬する季節がやってきたっ「真夏の方程式」福山雅治(主演)/東野圭吾(原作)/西谷弘(監督)

 アニメ以外で地上波を目にすることがめっきり減ったせいか、浮世の流れがどうでも良く感じるようになり、その結果季節感も失って来た気がする今日この頃ですが、それでもまあ流石にこれだけ蒸し暑い時期になると、否が応にも「夏」だなと、思わざる得ませんね。暑さに託けて薄着の男女がいちゃいちゃするのにもってこいのお祭りシーズンも本格化し出すことでしょう。

 そういえば近頃の学校祭って、下半期は勉強が忙しいから夏休み前にやるんですってね。僕が学生だった頃は、夏の終わり頃にやる行事だった気がする。体育祭も早い時期に行うようになったし、夏休みが終わると息苦しい毎日が長い間続きそうに思えてなんだか嫌な感じ。いよいよ夏休みをいかに有意義に楽しむかが子供達の希望になっていそうだ。


 大人になると、よほどの会社で無い限り夏休みなど無い。せいぜい実家に帰って墓参りをするお盆休みを数日から1週間ほど取れるくらいだ。だからあともう少しで夏休みを迎える子供達のソワソワした感じが羨ましくて仕方ない。夏休みにだけ帯で放送している子供向けアニメを流しっぱなししつつ、ダラダラとアイスを食べながら手元はDSやスマホで忙しくしている風景が目に浮かぶ....

 家の手伝いや宿題もしろよっ!

 ちなみに、僕の場合”宿題”は夏休みが終わってからやりました(ドヤ)


 夏休みはキャンプや海、各地域で行っている何かしらのレクリエーションに参加したり、おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行ったりするんでしょうね。

 僕の夏休みは、後半になると稚内の祖母の家に家族で泊まりに行くことが多かった。特に何があるわけでも無い場所だけど、車中でウォークマンを聴きつつ長い道程の見慣れない風景を楽しみながらいつの間にか寝てしまう贅沢な時間の使い方が嫌いじゃなかった。旅行をしてる間だけは手伝いだの勉強しろとは言われないしねw

 自宅では滅多に食べさせて貰えない焼き鳥を食べたこと、ひとりで大丈夫だと言っているのに銭湯で無理やり女風呂に入らされ恥ずかしかったこと、科学館で電動の船を操作して遊んだこと、様々なことが思い出されます。子供だからなんでも新鮮に映ったのもあるでしょうが、旅先での出来事は何かと記憶に残るものです。

 福山雅治主演のガリレオシリーズ「真夏の方程式」の男の子にとっても、忘れがたい夏の旅になったことだろう....





 地下資源の採掘を目的とした調査に伴う住人達との意見交換会に呼ばれた湯川准教授が、泊まり先の宿で起きた殺人事件に巻き込まれ、いつものように不本意ながら深入りして行く内容で、たまたまその宿が親戚の家で遊びに来ていた男の子に懐かれ、嫌嫌ながらも彼の思い出作りに協力する湯川氏のぶっきら棒な優しさがなかなか良かった。

 事件に関しては、これまたいつも通りの浪花節で別段驚きは無いものの、宿の親子三人がそれぞれに背負う罪の形や、それに巻き込まれ一生呵責に苛むことになるであろう少年と湯川氏の交流には染み入るものがありました。工作&実験シーンが特に良かったなぁ。透き通るような海なら僕も見たいわ。工作って自分でやるのも良いけど、夢中になってる人の作業風景を見るのも楽しい。今年のお盆はプラモでも作ろうかしら....





 一夏の思い出としては、ほろ苦いで済まないほど重い出来事ですが、楽しいだけじゃない夏休みの方が人として成長出来るに違いない。ここまでハードなのはあれだけど、ただゲームやアニメに溺れるだけの日々にせず、まとまった時間があるからこそ出来る挑戦をこの夏で試みて欲しいですね。

 まぁ、無駄に時間を浪費し後悔するまで、その貴重さに気づかないのが人間でありますが.....
posted by lain at 07:06北海道 ☔Comment(0)映画